日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年12月23日土曜日

◆名門・J1鹿島の立て直し大丈夫?〝無冠〟ポポビツチ氏が監督就任へ ジーコスピリットとは無縁、個人の「縁」頼みの人事(zakzak)



ランコ・ポポヴィッチ


J1鹿島は21日、昨季までJ2町田を率いたランコ・ポポビッチ氏(56)の新監督就任を発表。名門崩壊の流れがさらに加速しそうだ。

今季の鹿島はJ1で5位に終わるなど7季連続無冠の非常事態。それでもフロントは岩政大樹監督(41)の続投を検討していたが、電撃退任となり後任選びに大きく出遅れていた。ポポビッチ氏は来年までセルビア1部ボイボディナの監督の契約が残っていたが、違約金を払ってまで引き抜き。同氏は「アントラーズという偉大なクラブで仕事ができることが、この決断をした一番大きな理由」とクラブを通じコメントした。

日本での指導歴は豊富だが無冠だ。現J1札幌監督のペトロビッチ氏が広島監督に就任した2006年にコーチとして呼ばれるも翌07年退団。09年途中に自身がJ1大分監督就任もJ2降格となった。11年はJFL(当時3部相当)町田、12―13年はJ1FC東京で指揮。14年はJ1C大阪の監督となるも成績不振で6月に解任され、クラブも2部落ちした。20―22年に再び率いてJ1に昇格させられなかった町田は、青森山田高監督から転身した黒田監督のもとで今季昇格を果たした。

クラブ草創期からジーコ氏を旗印にブラジル路線で通算20冠を誇った鹿島は、欧州路線への移行に難航中。なぜJリーグでの実績も、欧州5大リーグでの監督歴もないポポビッチ氏に白羽の矢が立ったかといえば、大分監督時代の強化担当者が現鹿島フットボールダイレクターの吉岡宗重氏だから。同氏は「まずは攻撃面のアップデート。来年は攻撃的に、攻守でアグレッシブにいきたい」と期待を語るが、ジーコスピリットとは無縁で、個人の縁頼みの人事に名門再建を託せるのか。 (久保武司)




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