タイ代表の石井正忠監督(56)は31日、元日の国際親善試合・日本代表戦に向けて国立競技場で会見し、「ぜひ勝って終わりたい」と言葉に力を込めた。
19年からタイ1部のサムットプラーカーン・シティ、21年から同ブリーラムUを指揮。今年11月にタイ代表監督に就任した。自身の初陣にむけて「素晴らしい日本代表に対してしっかりチャレンジしたい」と意気込んだ。就任にあたり、日本代表の森保一監督らに代表活動についてアドバイスをもらったといい「いろんなことを学んだ。戦えるのは光栄です」とかみしめた。
鹿島の監督を務めた15~17年には、森保監督が率いた広島に公式戦4試合で全勝と相性抜群だ。森保監督もこの日の会見で「勝率は覚えてない。本能的に(記憶から)消去したいのかもしれない」と苦笑いを浮かべたが、石井監督は「それはJリーグの話なので今回は全く関係ないです」。代表監督としての初対決へ気を引き締めていた。
26年北中米W杯はアジア枠が4・5から8・5に拡大。FIFAランク113位のタイ代表について、石井監督は「アジアの中ではまだまだランクは下の方だし、簡単にできるかと言われればそうではない。タイのサッカーが発展するためにW杯に出ることは大きなキッカケになるので、そこは狙っていきたい」と語った。
一方、タイの選手については「個人の能力はある意味で日本より勝っているところがある」と力説。「全体的に言うと、攻撃が好きな選手が多い。攻撃にいく時のスピード感、DFにいく時にアグレッシブに相手のボールを刈りにいく、そういう感じは日本人よりある」と自信をのぞかせた。
◆タイ代表・石井正忠監督、日本戦へ「勝って終わりたい」 鹿島監督時代は森保監督の広島に4戦全勝(報知)
「鹿島の監督を務めた15~17年には、森保監督が率いた広島に公式戦4試合で全勝と相性抜群」
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) January 1, 2024
森保監督『勝率は覚えてない。本能的に消去したいのかもしれない(笑)』
◆タイ代表 #石井正忠 監督、日本戦へ「勝って終わりたい」 鹿島監督時代は森保監督の広島に4戦全勝(報知) https://t.co/217J30T0E1 pic.twitter.com/0q1XkKLzfS