鈴木は「俺とアイツ(ターレス)がトップ下で、前に誉という形は個人的にやっていても面白いなと思う」とトリオ共演に手応え。
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◆17歳FW徳田誉に”共鳴”アシストの鹿島FW鈴木優磨「左足につけてあげれば彼なら…」(ゲキサカ)
[9.14 J1第30節 鹿島 2-2 広島 カシマ]
ストライカー同士が共鳴しあった同点ゴールだった。鹿島アントラーズFW鈴木優磨は1-2で迎えた後半37分、左サイドを駆け上がったMF藤井智也のパスをペナルティエリア左で受けると、右足ワンタッチでゴール前にパス。これを受けたFW徳田誉が鋭いターンから右足を振り、同点ゴールが決まった。
17歳の徳田はこれがJ1リーグ戦初ゴール。この日がJ1通算4試合目の後輩に「僕は戦力として見ている」と太鼓判を押した鈴木は、アシストの狙いを次のように語った。
「あの瞬間、フリックで右足にはつけたくなくて、左足につけてあげれば彼なら反転して打てると感じた。僕も同じFWとして気持ちはわかるし、あそこでフリックなら左足につけてほしい。そこはうまくやれた」
なお、この日の鹿島は後半開始から3-4-2-1のオプション布陣でプレーしており、徳田がピッチに立った後半29分からは鈴木とMFターレス・ブレーネルがシャドー、徳田の1トップという布陣にトライ。今夏加入のターレスもこの日が2試合目の出場だったが、連係の良さを見せていた。
「(ターレスは)今後すごい力になってくれると思う。身体のわりに自分が取られないポイントをわかっている。ヨーロッパでやっていたので自分がここに置ければ取られないゾーンがあって、背負うのを苦にしない選手。そこは練習ではわからない部分がたくさんあるので、想像以上に良いサプライズ」
そうターレスへの評価を口にした鈴木は「俺とアイツ(ターレス)がトップ下で、前に誉という形は個人的にやっていても面白いなと思う」とトリオ共演に手応え。「広島はやっぱり疲れてるなと感じていたので、正直この試合は勝ちたかった」と結果には悔しさを口にしつつも、今後の起用に可能性を感じさせる終盤の攻勢だった。
(取材・文 竹内達也)