日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年11月24日日曜日

◆止まらない大量失点…浦和FW興梠「これくらい取られると厳しい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/407694_128845_fl



[11.23 J1第32節 浦和1-3川崎F 埼玉]

「点を取れなかったのは悔しいですけど、失点が多過ぎかなと……。いまのところ47点(第32節終了時)。上位のチームを見ると、28(失点)くらいなので。これくらい点を取られると(優勝は)厳しい」

 1トップとしてフル出場をはたしたFW興梠慎三は、浦和レッズの現在の問題は守備にあると語った。リーグナンバーワンの得点力を誇る浦和だが、失点数は8位タイ(ともに第31節終了時)。ここ2試合は、連続で3失点を喫しており、自慢の得点力では補えないほど失点がかさんでいる。MF柏木陽介もこの試合の敗因を「守備がバラバラになってしまった」と分析する。

 3バックの中央で守備を統率するDF那須大亮は、失点シーンを振り返った。「(1失点目は)僕がマーカーだったので跳ね返したかったんですけど、上に乗っかられてしまったので。3失点目は攻撃した結果でしたし、ああいう失点はありえる」

 1失点目はCKからDFジェシにヘディングで合わされ、3失点目は試合終了間際、点を取りに前がかりになったところでFW大久保嘉人に決められた。ある程度やむを得ない失点だったが、2失点目は違う。結果的にDF槙野智章のオウンゴールとなったが、守備の人数は足りていたのに崩されてしまった。その点について問われたペトロヴィッチ監督は「集中力の問題」と答えたものの、直後に「すべての質問に、正直に答えるのは監督の仕事ではない」と付け足すことを忘れなかった。

「2失点目を喫するまで、好守の切り替えの早い、攻撃的なサッカーを見せられた。私自身は前向きな部分が見えた試合だった」。優勝は風前の灯となってしまったが、ペトロヴィッチ監督は手応えを感じていた。優勝はもちろん、ACL出場権を得られる3位以内確保のためにも、残り2試合では勝ち点6を奪取したい。優勝がかすんだことで揺らいでしまった攻撃サッカー。ペトロヴィッチ体制2年目、浦和の真価が問われる。

(取材・文 奥山典幸)

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