
日刊鹿島アントラーズニュース
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2014年9月13日土曜日
◆【J1:第23節 大宮 vs 鹿島】プレビュー:渋谷新監督の大宮、リーグ戦で迎える最初の試練。最高難度の鹿島塾、試験の合否は?(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00178622.html
9月13日(土)J1 第23節 大宮 vs 鹿島(18:00KICK OFF/熊谷陸)
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10日の天皇杯愛媛戦で、渋谷洋樹新監督の初陣を勝利で飾った大宮。だが、5月6日のF東京戦以来リーグで10試合勝星がなく、順位も17位という現実は変わらない。初めてJ1チームを相手にするこの第23節こそが、新体制にとって最初の本試験といえる。相手は対照的に、5月10日の川崎F戦以来9試合無敗を続け、順位も3位と優勝を争う鹿島。大宮にとってはいきなりの正念場だ。 中2日と準備期間はあまりに短いが、渋谷監督いわく「ずっと(就任から続けている練習の中に)鹿島に向けてのトレーニングも入れている」。22試合で45失点、リーグワーストタイの失点数を減らすべく、日々の練習では攻撃よりも守備に重点を置いてきた。新しい守備のコンセプトは「ボール中心の守備」。人に付くのではなく、コンパクトな陣形を保ちながら、ボールの位置やホルダーのボールの持ち方によって絶えずポジショニングを修正する。「相手が愛媛でも鹿島でも、その基本は同じ。(違いは)最後のシミュレーションなので、そこをしっかり確認してイメージさせたい」(渋谷監督)と、準備の度合はともかく強敵に立ち向かう覚悟はできている。
ではその守備の完成度はどうか?愛媛戦を見る限り、大きく改善はしていないというのが正直なところ。全員が高い集中を保てているときは良かったが、だれかが集中を欠いたり、ミスやアクシデントで少し泡を食うと、たちまち人に付くのかスペースを見るのかが曖昧になった。愛媛にバイタルエリアを自由に使われ、「相手の最後のところの質(の低さ)に助けられたところが多かった」と、試合を終えて守備陣は口にした。渋谷監督も「思ったよりはよくやってくれているが、予想の範疇でボールが動かされているかというと、プレッシャーのタイミングやズレの距離をもっとやらなければいけない」と、まだ発展途上であることを認める。
その発展途上の守備で大宮は、22試合で43得点とリーグ最多得点の鹿島の攻撃に立ち向かう。「前回の試合でもかなりボールを回されたし、今回もそうなると思う。ボールの出どころを抑えるのも大事だけど、最後のところ(FW)が強烈なので、そこをとにかく抑えないといけない」(和田拓也)。いかに前線からパスコースを限定し、予測可能なボールを入れさせ、入ってきたところに厳しく行ってボールを奪えるか。「鹿島は裏へのボールも蹴ってくる可能性がある」(渋谷監督)が、そこでコンパクトさを失わず、全員が一定の距離感で動くことが生命線となる。そして「ボールを奪ったときは、しっかりボールをつないで攻める」ことで、守備の時間を減らしたい。
愛媛戦からスタメンがどれくらい入れ替わるかも注目だ。ムルジャをベンチに温存したことで、鹿島戦ではズラタンとの2トップが濃厚。センターバックも菊地光将、高橋祥平が復帰するだろう。愛媛戦でのサイドハーフは家長昭博と橋本晃司だったが、「愛媛に対してはカットインして中に入れる選手を使いたかった」(渋谷監督)意図があったといい、鹿島に対してのチョイスはまた変わってくる。そこはボランチも同様で、ユース時代からの教え子で渋谷監督の戦術をだれよりも理解する金澤慎や、前回対戦では古巣相手に奮闘を見せた増田誓志の起用も考えられる。
鹿島に関しては、ヤマザキナビスコカップも天皇杯もなかったが、植田直通がアジア大会出場のため不在で、柴崎岳が日本代表に招集され9日のベネズエラ戦にフル出場。ただチームは優勝争いをしており、大宮を相手に取りこぼしは避けたいだけに、回避する可能性は低い。リーグ9戦負けなしとはいえ引き分けも多かったが、8月以降は4勝1分。「守備がしっかりしていて、ダヴィを中心に若いアタッカーも好調。ボランチには小笠原満男と柴崎が攻撃を組み立てる、スキがないチーム」(渋谷監督)というのは、リップサービスだけではない本音だろう。
彼我のチームの完成度を考えれば大宮の不利は明白であり、最初の本試験としては難易度が高すぎる。ただ、短期間でチームを完成させるのは常識的に無理なのだが、その無理ができなければ降格圏から逃れることができない立場に、新監督と大宮は置かれている。11日のミーティングでは、選手の家族も協力したモチベーションビデオが上映され、残留のために「1戦必勝」(渋谷監督)の思いを新たにしたという。試験結果がどう出るか?ファン・サポーターも落ち着かないままキックオフを待つことだろう。
以上
2014.09.12 Reported by 芥川和久
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