<J1:柏1-3鹿島>◇第6節◇16日◇柏
12位鹿島が8位柏を下し、今季2勝目を挙げた。
日本代表のハリルホジッチ監督、U-22日本代表の手倉森監督らが視察した一戦。序盤は鹿島が速攻からチャンスをつくったが、ゴールを奪えない。反対に前半18分、柏がMF大谷を起点としたパスワークで相手の間を通し、FW工藤が最終ラインの裏へ抜ける。GKと1対1になり右足でゴールに流し込んだが、オフサイドの判定だった。
その後、鹿島はMF遠藤、柏はFWクリスティアーノを中心に好機を演出したが、無得点。前半はスコアレスかと思われたロスタイム1分、日本代表MF柴崎の右FKにU-22代表DF植田が頭で合わせ、ゴール右に押し込み先制。プロ初ゴールで先手を取った。
後半が始まると、柏が試合を振り出しに戻した。4分、ゴール前の混戦から左ポストにはね返された球にDFエドゥアルドが反応。左足で押し込んで同点とした。昨年、U-21ブラジル代表に選ばれたセンターバックの今季初ゴールで追いついた。
しかし鹿島が勝ち越す。26分、左サイドのDF山本が放ったシュートがGKに阻まれたが、こぼれ球をMFカイオが押し込んだ。出場停止明けの昨季ベストヤングプレーヤー(新人王)が、みそぎの決勝弾。ロスタイムには途中出場のMF中村がダメ押しのゴールを奪い、勝利が決まった。