明治安田生命J1リーグ第6節が16日に行われ、柏レイソルと鹿島アントラーズが対戦した。
AFCチャンピオンズリーグ出場チーム同士の対戦となった木曜日開催の同試合は、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も視察。8位の柏がホームに12位の鹿島を迎えた。
18分、柏は武富孝介のスルーパスに抜け出した工藤壮人がネットを揺らしたが、オフサイドの判定。直後にも栗澤僚一のグラウンダーの縦パスから、エリア内右にキム・チャンスが侵入したが、シュートはDFのブロックに遭った。
柏は25分、カウンターとなり武富のロングボールをクリスティアーノ、レアンドロとつなぎ、最後は右サイドでフリーの工藤がシュートしたが、GK曽ヶ端準が防いだ。鹿島は30分、左サイド浅い位置でのFKとなり、遠藤康が送ったボールに金崎夢生が合わせたが、ヘディングシュートは大きく枠を越えた。遠藤は44分、ゴール正面やや右から左足で強烈なミドルシュートを放つシーンもあったが、GK菅野孝憲が好セーブを見せた。
前半終了間際、鹿島は右サイドでFKを得ると、今度は柴崎岳が送ったクロスに植田直通が頭で合わせると、ゴール左に決まり、鹿島が先制した。アジアカップで日本代表に選出され、U-22日本代表では主力としてプレーする植田はJリーグでの初ゴールとなった。
先制を許した柏は後半開始早々、左サイドでFKを獲得。クリスティアーノが低く速いボールを送ると、ゴール前での混戦から最後はエドゥアルドが押し込み、同点とした。
鹿島は67分、クロスのこぼれ球を後半から投入された青木剛がミドルで狙ったが、GK菅野の正面を突く。2分後に金崎、さらには西大伍が続けざまに柏ゴールを脅かすと71分、青木がエリア内左にロングボールを出し、山本脩斗がダイレクトで落とす。そこにカイオがつめて勝ち越した。
84分、柏はロングボールをエリア内で受けた武富が右足でシュートしたが、GK曽ヶ端が反応。直後の右CKではニアサイドへの低いボールに鈴木大輔が飛び込んだが、ここも曽ヶ端が弾き出した。
アディショナルタイムにはエドゥアルドの不用意なパスを拾った途中出場の中村充孝が試合を決定づける3点目を獲得。鹿島が敵地で3-1と勝利し、公式戦5戦負けなしとなった。
鹿島は21日にウェスタン・シドニー・ワンダラーズとアウェーで、柏は22日にホームで全北現代とAFCチャンピオンズリーグで対戦する。なお、J1第6節の残り試合は18日に開催される。
【スコア】
柏レイソル 1-3 鹿島アントラーズ
【得点者】
0-1 45+1分 植田直通(鹿島)
1-1 49分 エドゥアルド(柏)
1-2 71分 カイオ(鹿島)
1-3 90+4分 中村充孝(鹿島)