[3.31 JALチャレンジ杯 日本5-1ウズベキスタン 味スタ]
ハビエル・アギーレ前監督時代の昨年10月に初選出されてから約5か月。DF昌子源(鹿島)がセンターバックの一角として待望のA代表デビューを果たした。
「応援とかがすごくて、やっていて楽しかった。緊張はしなかった」。明るいキャラクターどおり、明るい口調で代表デビュー戦を振り返った。
緊張はなかったが、鹿島とのやり方に違いがあり、戸惑いはあったという。「鹿島ならセンターバックが全部ヘディングで競り合いに行くけど、代表はボランチに競らせる。だから“ああ、行きたいな”というのもあった」
昌子の説明によると、鹿島ではまずヘディングをすることで自分のリズムをつかんでいく。「僕や植田(直通)はヘディングで一発行くと気持ちが上がるし、それでリズムができてくるけど、代表ではボランチに競らせて、(後ろに)そらされたら僕とモリくん(森重真人)で弾き返せというサッカー。だから、最初は自分を上げるのに時間がかかった」
試合は5-1で快勝したが、反省点も多い。「自分の中では全然できていなかった。ヘディングもパスも、自分では全部が満足いかなかった」と厳しい口調で言うと、代表デビューまでの5か月についても「長かったとは思わない。今の自分の実力ということ。また鹿島に帰ってしっかりやりたい」と結んだ。
(取材・文 矢内由美子)