日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年8月18日火曜日

◆大迫が開幕弾!指揮官に直訴、希望するFW起用で一発回答(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/08/18/kiji/K20150818010957970.html

シュツットガルト戦の試合終了間際、今季初ゴールを挙げ喜ぶケルンの大迫

 ケルンの日本代表FW大迫勇也(25)が16日、今季初ゴールを決めた。敵地でのシュツットガルトとの開幕戦に後半9分から途中出場。同ロスタイムに左からのクロスをゴール前で受け、右足で冷静に流し込んだ。試合は3―1で快勝。前線で勝負することを決めた新シーズンで上々の滑り出しを切り、今後は決定力不足に泣くハリルジャパンでも期待を背負う。

 大迫が開幕弾を決めた。0―0の後半9分、しびれを切らしたシュテーガー監督が2トップの一角に大迫を投入。すると流れをつかんだチームは2点を先制した。迎えた後半ロスタイム。大迫はGKを引きつけた味方からのパスをゴール前でフリーで受けると、落ち着き払った1トラップから最後は右足で流し込んだ。試合後は「おまけみたいなもの」と当然のように振り返ったが、今後へ向けて「積み重ねていく」と力強く意気込みを語った。

 今季はドイツ3シーズン目。1860ミュンヘンからケルンに加入した昨季は、ベンチ外も何度も経験した。FWでなくトップ下で起用されることも多かった。終わってみればわずか3得点。本人にとっては不本意なシーズンとなった。巻き返しを誓った新シーズン。「(ゴールを)増やしたい。2桁ぐらい取らないと」と目標を立て、シュテーガー監督にも「最前線でプレーしたい」との気持ちを伝えたという。

 途中出場ながら、開幕戦は希望するFWでのプレーとなった。シュツットガルトは昨年8月30日に移籍後初得点を決めた相性の良い相手だったが、再びゴールネットを揺らした。「2トップの方がやりたかったし、できる自信が凄くある」。まさに一発回答だった。

 日本代表は9月、10月、11月と3カ月連続でW杯2次予選を控えている。国内組で臨んだ今月の東アジア杯ではFW陣が不調に終わっただけに、大迫に懸かる期待は大きい。日本代表の1トップには、移籍したばかりのプレミアリーグで早くも真価を発揮している岡崎(レスター)が君臨している。だが、大迫がFWで結果を出し続ければ、岡崎をザックジャパン時代の右MFに配置する布陣も十分に考えられる。欧州組が招集された試合では全てメンバー入りしている大迫が、ハリルジャパンの決定力不足解消のキーマンになる。

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