日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年10月12日月曜日
◆ナビスコ杯・決勝は鹿島-G大阪 鹿島は金崎の2発などで神戸圧倒(トーチュウ)
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2015101202000170.html
◇ヤマザキナビスコ・カップ<準決勝 第2戦> 鹿島4-1神戸
2連覇を狙うG大阪と、大会最多6度目の優勝を目指す鹿島が31日に埼玉スタジアムで行われる決勝に進んだ。ともに初めて4強入りした新潟と神戸は敗退した。第1戦を1-2で落としていたG大阪は2-0で新潟を下し、2戦合計3-2と逆転。遠藤が後半に直接FKを決めて先制し、終了間際にも加点した。鹿島は4-1で神戸に快勝し、2戦合計6-2で勝ち上がった。1-1の後半、金崎の勝ち越しゴールで勢いに乗り、さらに得点を重ねた。
FW金崎の口角が思わず上がった。試合後のヒーローインタビューで、決勝の相手が昨季3冠のG大阪と聞いた瞬間だった。2得点で鹿島を3年ぶり9度目の決勝へと導いた“ナビスコ男”が「リーグ戦では勝ててないので借りを返す」と声を張り上げると、万雷の拍手に包まれた。常勝軍団復活へ-。17冠目に王手をかけた。
背番号33が一気に流れを変えた。前半は神戸に何度も決定機を与える苦しい展開となったが、1-1の後半8分にFW赤崎が放ったシュートのこぼれ球を押し込んで勝ち越し。同29分には神戸DF岩波のクリアミスを拾い、右足でとどめを刺した。「FWですし、毎試合ゴールは狙っている」。得点を求めて両足を回転させ、どう猛にネットを揺らした。
今年2月にポルトガル2部のポルティモネンセSCから加入。ドイツ、ポルトガルで研さんを積み、力強さが増した。そして、ナビスコ杯は思い出の詰まった大会でもある。大分時代の2008年に優勝し、ニューヒーロー賞を獲得。今大会も4戦4発と大暴れ。2トップの一角で大活躍し、日本代表のハリルホジッチ監督から熱視線を送られる存在となった。
準決勝は2連勝で計6-2と大勝し、「いい形で決勝に行ける」と自信を口にした。大会最多5度の優勝を誇る名門クラブ。だが、絶好調男は伝統の重圧にひるむそぶりはない。「今の選手で新しい鹿島をつくっていきたい」。新たな歴史の1ページを刻む-。強引なドリブルや強烈なミドルで守備網を破壊するアタッカーは目をギラつかせた。 (占部哲也)
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