日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年10月12日月曜日

◆“ヒガシのクリロナ”の現在地…神戸MF増山「ドリブルは簡単には止められない」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?173945-173945-fl



[10.11 ナビスコ杯準決勝第2戦 鹿島4-1神戸 カシマ]

 クラブ史上初の決勝を目指したヴィッセル神戸だが、故障者の続出に苦しんだ。7日の第1戦に先発出場したFWレアンドロ、MF小川慶治朗、DFブエノが怪我のため招集外。スタメンには若手選手を多く含んだ日本人選手のみが並んでいた。

 しかし後半に立て続けに失点して敗れてしまったが、“純和製軍団”は前半、鹿島を苦しめた。その中心にいたのが、第1戦ではメンバー外のMF増山朝陽だった。1点ビハインドで迎えた前半21分、DF岩波拓也のロングフィードで増山が裏に抜けると、日本代表経験を持つDF昌子源を豪快にかわしてエリア内に侵入。「小回りでいけばかわせるかなという感覚があった」。ゴールも狙えた場面だが、より確実なパスを選択。FW渡邉千真の同点弾をアシストした。

 成長の跡が見えた場面でもあった。4月8日のナビスコ杯の仙台戦。増山は途中出場でプロデビューを飾った。しかしその試合では緊張もあり、全く自分のプレーができなかった。「シュートに行こうと思ったけど、点差とかも考えました」。試合を重ねたことで得た判断力。「今は落ち着いてプレーできるようになってきています。自分の持ち味が試合で経験を積む中で出てきたと感じます」と自身の成長に胸を張った。

 増山は“ヒガシのクリロナ”の愛称を持った東福岡高校時代、見た目で分かるほどのガッチリとした体格を活かし、高校サッカー界では敵なしのアタッカーとして活躍した。ただプロに入って一番感じたのが、奇しくもフィジカル差だった。「体格差があって、フィジカル負けすることも多かった」。それでも、持ち味のゴリゴリの突破力を捨てたわけではない。「負けないようにと今でも体幹トレーニングは続けています。最近は(リオネル・)メッシをよく見ていますが、もっともっと自分にパワーが付いたら、また(クリスティアーノ・)ロナウドのような力強いプレーができると思っています」。

 ドリブル突破はやはり武器。プロに入っても、「ドリブルはキレがあるときは簡単には止められない」と大事にしている。「きょうも上手くかわすことが出来ていた。コーチや周りの選手も『朝陽がスピードに乗ったら止められないね』と評価してくれているので、そこは自信にしてやっていきたいです」。

 そして、新たな武器になりつつある裏に抜け出す動き。この日も鹿島DFに脅威を与え続けていた。「裏への抜け出しは高校時代になかった部分。そこは成長できたところだと思います」と笑顔を見せる18歳。とりあえずの目標は、プロ初ゴールになるが、「今日みたいに空いている選手がいれば上手く使って、結果としてゴールが付いてくればいい」。まだまだ成長真っ只中。スポンジのような吸収力で更なる高みを目指す。

(取材・文 児玉幸洋)

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