日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年12月23日水曜日

◆アントラーズ最後のプラチナ世代、梅鉢貴秀が山形へ武者修行(the WORLD)


http://www.theworldmagazine.jp/20151222/03domestic/33398



華の92年組

鹿島アントラーズは19日、MF梅鉢貴秀がモンテディオ山形にレンタル移籍で加入することを発表した。

梅鉢は2011年にMF柴崎岳、DF昌子源、MF土居聖真とともに鹿島に加入。プラチナ世代と呼ばれる92年組の1人として、クラブからは大きな期待を受けていた。しかし同期の選手たちが中心選手になっていくなかで、梅鉢は5年間で27試合の出場に留まっている。現役時代は名ボランチだったトニーニョ・セレーゾ監督は梅鉢の素質を評価していたが、指揮官が石井監督に変わってからはベンチ入りすら日々が続いていた。

梅鉢は鹿島公式サイトを通して、入団からの5年間を振り返り、サポーターに感謝を伝えた。

「まずは、これまで5年間、本当にお世話になりました。多くの人の支えのおかげで、サッカーだけに集中できる素晴らしい環境でした。試合で自分の不甲斐ないプレイにブーイングしてくださったサポーター、それでも頑張れと応援してくれた方たち、皆さまの熱い気持ちに心から感謝いたします」

「また、練習最終日にはクラブハウスに約2000人の方々が来てくださり、とても感動的な1日になりました。改めてアントラーズとファンの皆さまの強い結びつきを感じました」
J2の山形へレンタルすることが決まった梅鉢は、来季は山形の地から鹿島を応援すること、そして成長して鹿島に帰ってくることを誓っている。

「山形でも日々努力を重ね、今以上に『応援したい』と思われるような選手になれるよう頑張りたいと思います。シーズンを通して貢献できるよう全力を尽くし、必ず競争力をつけて戻ってきます。その間、アントラーズが来季全てのタイトルを取れるよう、山形の地から応援しています」

さらに梅鉢は、1年でのJ1復帰を目指す山形の公式サイトで、鹿島在籍時に対戦した時の山形の印象を語った。

「モンテディオ山形は、地域との一体感がある温かいクラブという印象があります。アウェイで対戦した時、チームは粘り強く、最後まで決して諦めない強い気持ちがあり、サポーターの声援も熱いと感じました」

山形を一体感のあるクラブと話す梅鉢は続けて、「新しい挑戦にワクワクした気持ちです。一日も早くピッチの上でチームに貢献できるよう、様々な環境の変化に素早く対応していきたいと思います」と新天地での意気込みを話している。

山形には2015シーズンにも鹿島からFW高崎寛之が期限付きで加入。さらに過去にはMF増田誓志やFW田代勇三といった選手たちがレンタル移籍を行っており、山形が鹿島から期限付きで獲得した選手は梅鉢で7人目となる。同じボランチの増田が鹿島復帰後に日本代表に選ばれるまでに成長を遂げたように、梅鉢も殻を破ることができるだろうか。

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