日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年11月23日水曜日

◆鹿島・金崎、“造反騒動”を糧に決勝弾「石井さん中心に、チームまとまっていいプレーができた」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161123/jle16112316230010-n1.html

後半 先制点を決める鹿島・金崎=等々力陸上競技場(撮影・中井誠)

 明治安田チャンピオンシップ準決勝(23日、川崎0-1鹿島、等々力)年間勝ち点3位の鹿島が、同2位の川崎に競り勝ち、決勝進出を果たした。

 造反騒動を糧にした。0-0の後半5分、DF山本が左サイドの敵陣深い位置からクロスを送ると、ニアサイドに金崎がダイビングヘッドで1点を先制した。「やっと入りました。いいボールが入ったので合わせるだけでした」と決勝点に胸を張った。

 8月20日の湘南戦では後半25分にブラジル人MFファブリシオと途中交代しピッチを退いた。石井監督はベンチ前で金崎を出迎え、握手をしようと手を差し伸べたが、金崎がその手を振り払うようにして拒否。その後も指揮官に対して大声で不満を口にし、スタッフがこれを制止する騒ぎがあった。

 この騒動を引き金に、第1ステージを制しながら、過度の心労により石井監督が退任する可能性が浮上したこともあった。「石井さん中心に、チームまとまっていいプレーができた。決勝ももっといいプレーをしたい。この1年間、石井さんのもとにみんな集まってやってきた。それをしっかり結果を出せるようにがんばりたい」と恩返しを誓った。

 鹿島は年間勝ち点1位で第2ステージを制した浦和とホームアンドアウェー方式で29日、12月3日に対戦する。「もう1回ホームでできるので、しっかりホームで勝って、アウエーでも勝てるようにがんばりたい」と年間王者獲得へ気持ちを新たにした。

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