http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/11/29/kiji/K20161129013811520.html
明治安田生命 JリーグCS決勝第1戦 鹿島―浦和 (11月29日 カシマ)
先輩の胸を借り、18個目の国内主要タイトルをつかみ取る。鹿島のセンターバック昌子は「(想いが)一方通行でもいいから、思いっきりぶつかっていけたら」と浦和のFW興梠封じを誓った。
12年まで鹿島に在籍した興梠からは、公私ともに刺激を受けてきた。米子北高を卒業して11年にクラブに加入した時、「一番最初に度肝を抜かれたのが慎三さんだった」という。自身も走力には相当な自信を持っていたが、興梠はスプリント力も持久力も「両方バケモン」と感じるほど圧倒的だった。「この人に勝てないと試合には出られない」と肌で感じた。
「慎三さんのおかげで成長できた」から、今がある。「全力でぶつからないと止められない。“お願いします”という気持ちでやりたい」。愛車まで興梠と同じドイツ車にするなど、公私で影響を受けた先輩に感謝と成長を示すため、ゴールは必ず守りきる。