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2011年、高卒と大卒の違いはあるが永木亮太と遠藤航は湘南ベルマーレに加入した。前年から永木は特別指定選手として、遠藤は2種登録選手としてピッチに立っていたため、そこから7年の月日が流れようとしている。今季から永木は鹿島の選手として、遠藤は浦和の選手として戦っているが、移籍1年目にして、チャンピオンシップ決勝という大舞台で相見えることとなった。
「楽しみですね。航は、ずっと一緒にやってきた仲間ですし、本当に仲が良いので」
試合前日の記者会見で、遠藤の存在について問われた永木はワクワクしているようだった。
「いまも連絡取り合ったりしていますけど、この決勝という舞台でお互い移籍して初めての年でできるというのは、嬉しいことですし、自分たちが湘南でやってきたことがいまに繋がっていると思うので、良いプレーをして、そういう姿を湘南の人にも見てもらいたい」
じつは、鹿島に来てから浦和戦に限っては、試合開始のホイッスルをピッチの上で聞いていない。初先発のチャンスが、チャンピオンシップ決勝で巡ってくる。しかし、永木は落ち着いていた。
「自分でも不思議なくらい落ち着いています」
チームメイトには小笠原満男や曽ヶ端準を始めとして、百戦錬磨の選手が揃う。クラブ自体が醸し出す雰囲気もあってか、永木は自身をあふれさせていた。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ 決勝 第1戦
11月29日(火)19:25KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ