日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月30日金曜日

◇全国高校サッカー30日開幕 鹿島学園 つかめ頂点(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14829403783437

絶対的なストライカー、FW上田(左)

サッカーの第95回全国高校選手権は各都道府県の代表48校が出場して30日に開幕、1月9日までの11日間、埼玉スタジアムなどで行われる。4年ぶり8度目の出場となる本県代表、鹿島学園は伝統の「全員攻撃、全員守備」で悲願の初優勝を狙う。1回戦は31日、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で2年ぶり23度目の高川学園(山口)と対戦する。キックオフは午後0時5分。

■実績、実力は十分
チームの目標は、悲願の初優勝だ。過去の成績は2008年度の4強が最高。今年のチームは県内や全国大会で実績があり、頂点を狙える実力は十分ある。

1月の県新人大会で3年ぶりに優勝すると、県総体を2年ぶり、県選手権を4年ぶりに制し、見事3冠を達成した。高円宮杯U-18(18歳以下)県リーグ1部も優勝し、全国高校総体は16強入りした。全国高校総体では3回戦で4強の青森山田に0-1で敗れたものの、全国の強豪に通用する実力を証明して見せた。

■成長に手応え
攻撃は破壊力があり、守備も鉄壁を誇る。県総体は全5試合で19得点1失点、県選手権は全4試合で11得点1失点と他チームを圧倒した。

県選手権決勝は2連覇を狙う明秀日立をPK戦で下し、勝負強さも見せた。鈴木雅人監督(41)は「去年の準決勝で(明秀日立に)負け、もう一度鍛え上げてきた」と振り返り、「このチームは強くもないし、うまくもないが、真面目にこつこつ持っている力を出せる」と成長に手応えを感じている。

■攻守が充実
今年のチームの特長は組織的な守備でボールを奪取し、素早いパスワークから決定機をつくり出す。攻撃は上田綺世、中野大飛のFW陣が柱。同県リーグ1部得点王の上田は県選手権で「全試合ゴール」を有言実行し、4試合で7得点を挙げた。MF木次谷和希は豊富な運動量を生かし、中盤からチャンスメークする。

守備の中心はセンターバックの塩野清雅主将、GK木村壮宏。全国高校総体で負傷した塩野主将が復帰し、的確なコーチングで守備に安定感をもたらす。木村は県選手権決勝のPK戦で好セーブした絶対的な守護神だ。

全国大会に向け、絶対的エースの上田は「チームが勝つために自分の仕事は全試合ゴール」と誓う。塩野主将は「一戦必勝で優勝を目指す。全国の舞台で見ている人をあっと言わせたい」と力を込めた。

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