日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月30日金曜日

◆鹿島 19冠目へ王手!柴崎が決勝進出導く2アシスト(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/30/kiji/20161229s00002011321000c.html

天皇杯準決勝  鹿島2―0横浜(2016年12月29日  ヤンマー)


 鹿島が横浜を2―0で破り、6大会ぶりの優勝に王手をかけた。前半41分と後半28分にMF柴崎岳(24)が2アシストをマーク。2得点を挙げたクラブW杯決勝のレアル・マドリード戦以来の公式戦で、全得点に絡む活躍を見せた。鹿島は通算19個目の国内主要タイトルまであと1勝に迫った。川崎Fとの決勝は来年1月1日に吹田スタジアムで行われる。

 決勝に導いたのは柴崎だった。クラブW杯後に体調を崩し、練習に復帰したのは3日前。「不安もあったけど、試合に入ったらしっかりできた」。24日の準々決勝を休んだ24歳は、2試合ぶりのピッチで結果を残した。 まずは前半41分に右サイドから浮き球のクロスをFW土居の頭に合わせ、後半28分には右サイドからFW鈴木への折り返しで追加点を演出した。

 本職はボランチだが、2列目の右で先発。2点リードした段階でMF小笠原がベンチへ下がると、代わりに中盤の底に入った。元来ポジションにこだわりはない。「どこであっても、自分らしくプレーできたらいい」が信条だ。クラブW杯決勝では2列目の左で先発して2得点。この日は同右から2アシスト。石井監督からは「ボランチでも安定したプレーをしてくれた」と手放しで褒められた。

 試合後は、静かに切り出した。「あの舞台でまたやりたいなと思っている。今度はもっともっと、ガチンコ勝負で自分たちのサッカーをやりたい」。あの舞台とはクラブW杯決勝のこと。「戻って来るためにも、こういった国内タイトルや来年のACLでタイトルを獲ることで、チームは成長していく」と話した。自身は海外移籍を目指しているが、残り3日、全力で集中するのは鹿島のタイトルだけだ。

 チームとしては6大会ぶり5度目の優勝に王手をかけた。Jリーグのチャンピオンシップ、クラブW杯、そして天皇杯と、先月29日からの1カ月間で実に8試合を戦った。「過密日程だけど、チームが本当に集中した状態の中で試合ができている」という。「19冠目を目指せる決勝。ここで負けたら意味がない」。元日の歓喜の瞬間まで、柴崎は全力で戦い抜く。

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