明治安田生命J1リーグ・第14節 鹿島3-1広島 ( 2017年6月4日 Eスタ )
王者・鹿島が大岩新監督の初采配を白星で飾った。前半14分にMF中村が右足で先制ゴール。今季の公式戦で初めて、前半15分以内に得点が生まれた。同30、43分にはMFレアンドロが追加点を挙げた。今季のJ1出場数は中村が6、レアンドロがわずか5。抜てきした選手が期待に応え、大岩監督は「僕自身もうれしいし、選手が喜んでいると思う」と笑みをこぼした。
石井前監督解任から試合まではたった4日間。ボールをシンプルに動かすこと、積極的にボール保持者を追い越すことの2点を攻撃の狙いとして簡潔に説いた。試合中は汗でポロシャツを4枚も替えたほどで、チームドクターによれば脱水症状が見られたほど全力を尽くした90分間。新監督は「ホッとしているというのと、90分長かったなというのが正直な感想」と息をついた。