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2017年8月21日月曜日

◆秋田豊氏がへディス挑戦「“頭”で3軒目建てたい」(ニッカン)




 サッカーのヘディングと卓球(テーブルテニス)を組み合わせた新スポーツ「へディス(HEADIS)」の第1回全日本選手権が20日、東京スポーツ・レクリエーション専門学校で開幕した。

 06年にドイツの大学生レネ・ウェグナーが考案し、現在10カ国の約8万人に広がっているという新興球技。日本で初めての公式大会が今回だ。

 そのオープニングイベントとして元日本代表DF秋田豊氏(47=日刊スポーツ評論家)が登場した。攻守に相手を圧倒したヘディングを武器に98年フランス大会、02年日韓大会と2度のW杯に出場。Jリーグの鹿島や名古屋でも活躍し「ヘディングで家を2軒、建てた男ですから。負けることはプライドが許さない」と豪語。小学生から全国大会レベルの経験者までの7人と3本先取の体験イベントで対戦した。

 卓球と同じ要領で、使っていいのは頭だけ。直径16センチの柔らかい専用ゴムボールを打ち合った。秋田氏は初体験ながら、さすがヘディングの第一人者。あっという間にタイミングを会得し「現役時代も(日本代表の練習でも行われる)サッカーテニスは得意だった。ヘディスで3軒目を建てたいな~」。ヘディングでバナナシュート並にカーブもかけられるという技術を発揮し、5勝2敗の成績に納得の笑顔を見せた。

 イベント後は詰めかけた報道陣の取材に対応。「すごく楽しかったですね。手を使える卓球と違って頭しか使えないので、頭はもちろん、体の軸を動かさないよう足腰を動かすことも大事になってくる。この台の高さでヘディングすることがないので慣れが必要ですが、運動不足の解消にいいと思います」。普及の可能性も感じたといい「卓球台は全国にある。サッカー経験者も卓球に興味がある人も、みんな取り込める。十分に広がるチャンスはある」と期待した。

 午後から決勝大会が始まり、全国の予選を勝ち抜いた参加者が初代王者をかけて争っている。今後は10月15日の「第1回全日本高校ヘディス選手権」(東京スポーツ・レクリエーション専門学校)や11月の「第1回ヘディス全日本オープン」(静岡県磐田市)などの大会が予定されている。【木下淳】

秋田豊氏がへディス挑戦「“頭”で3軒目建てたい」

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