日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年8月27日日曜日

◆鹿島・昌子&植田、仮想豪州でC大阪の“ツインタワー”完封(サンスポ)


C大阪・沢上竜二と競り合う鹿島・昌子源空中戦でC大阪FW杉本(右)と競り合う植田。日本代表のチームメートを仮想・豪州に見立てた(撮影・岩川晋也)

 明治安田J1第24節第1日(26日、ヤンマースタジアム長居ほか)首位鹿島が、日本代表DF昌子源(24)、同DF植田直通(22)の活躍で、同FW杉本健勇(24)のいるC大阪との上位対決を1-0で制し、勝ち点を52に伸ばした。C大阪は同45で2位から暫定4位に後退。W杯最終予選で対戦する豪州(31日、埼玉)に匹敵する大柄なFW陣を相手に、守備のシミュレーションはバッチリだ。

 “チームメート”を踏み台にした。DF昌子とDF植田が、C大阪戦で大きな収穫を得た。

 「きょうは90分を通してしんどかった。5失点していてもおかしくなかった」

 首位と2位の天王山。試合終了間際のMFレアンドロの得点で上位対決を制したが、日の丸を背負う昌子からは反省の言葉が口をついた。

 絶好調で日本代表に初選出されたFW杉本らに脅かされたが、2人を中心とした守備で決定的な仕事はさせない。後半は1メートル87の杉本だけでなく、同じ1メートル87のFWリカルドサントスも加わった。

 C大阪の“ツインタワー”を相手に、倍以上の13本のシュートを被弾も耐えに耐えた。競り合いで体を寄せ、自由にさせない。スッポン守備で焦りを誘う。大柄な選手が居並ぶ豪州を想定した守備のシミュレーションには最適だった。

 リーグ2試合連続完封に貢献した昌子は「(相手の高いFWの)クロスへの対応でタイトにマークすればやられない」と劣勢の中にも代表戦につながる教訓を得た。

 「空中戦を楽しめた。ゼロで抑えて1点で勝ち切るのはいつもやっていること。目の前の敵を潰すのは当たり前」と代表復帰を果たした植田も胸を張った。鹿島が誇る最終ラインの“二枚看板”。豪州の分厚い攻撃も力vs力ではね返す。 (一色伸裕)

鹿島・昌子&植田、仮想豪州でC大阪の“ツインタワー”完封

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