日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2018年3月18日日曜日

◆【甲府】リーグ戦4戦目で初白星 ジネイ移籍後初ゴール(報知)




 ◆明治安田生命J2リーグ第4節 福岡0―2甲府(17日・レベルファイブスタジアム)

 ヴァンフォーレ甲府が、リーグ戦4戦目にして初白星を挙げた。今季無敗だった福岡とアウェーで対戦。後半5分、湘南から新加入したFWジネイ(34)の移籍後初ゴールとなる一発で先制。試合終了間際にはFWリンス(30)がダメ押し弾を挙げた。ブラジル人助っ人コンビの活躍で、J1昇格を争うライバルを2―0で下し、初めて勝ち点3をゲット。ここから勢いに乗っていく。

 勝利を告げるホイッスルが鳴ると、甲府イレブンは力強くガッツポーズした。リーグ戦4試合目でやっと手にした初白星。勝利の立役者となったジネイは「この勝ち点3は大きい」と笑顔。心地よさそうに、福岡まで駆けつけたサポーターからの大歓声を浴びた。吉田達磨監督(43)も「勝ち点3には変わりないが、選手の緊張を解くという意味では大きな1勝」と、うなずいた。

 “技あり”の一発だった。0―0で迎えた後半5分。MF高野遼(23)からの左クロスを相手DFがクリアミス。ゴール前中央にいたジネイが足先で拾うと、次の瞬間にダイレクトで右足を振り抜き、ネットを揺らした。サポーターの前へ走った新助っ人のもとに、ベンチのメンバーまで駆け寄り、歓喜の輪を描いた。

 移籍後2戦目での初ゴールに「いいときに点を決められた。流れが良くなった」と満足げ。昨季J2優勝を遂げた湘南で、チームトップの12得点を挙げたジネイだが、チーム始動後に甲府加入が決まり、合流が遅れたこともあり、初出場は前節・11日の町田戦だった。出番が無い中でも「何を求められているかを見ている」と常に自らが出場した時の動きをイメージ。チームにフィットしようとする努力が早くも実を結んだ。

 J1昇格を争うライバルの福岡に勝った余韻に浸る間もなく、21日にはホームで徳島戦が待ち受ける。ジネイは「この波を保つことが大事。今度はホームのサポーターの前で、しっかり勝ち点3を挙げたいと思う」と誓った。今季、スタートダッシュこそならなかったが、この白星は何よりの良薬となったはず。ここから上昇カーブを描いていく。(三須 慶太)


【甲府】リーグ戦4戦目で初白星 ジネイ移籍後初ゴール



Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事