
日刊鹿島アントラーズニュース
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2018年11月6日火曜日
◆ACL決勝、貴重な先制弾を導いた“影のヒーロー” 鹿島DF山本脩斗が描いた攻守のビジョン(Footballzone)

ペルセポリスとのACL決勝第1戦で2-0勝利、先制点直前にあったビッグプレー
鹿島アントラーズは3日のAFCチャンピオンズリーグ決勝第1戦でイランの雄ペルセポリスと対戦し、MFレオ・シルバとMFセルジーニョのゴールで2-0と勝利した。2点のアドバンテージで10日(日本時間11日午前0時)の敵地第2戦、“完全アウェー”のアザディ・スタジアムに乗り込むこととなった。
何度も危機を乗り越えて迎えた後半13分、鹿島にとって待望の先制ゴールが生まれた。決めたのはレオ・シルバ。左から展開されたボールをDFチョン・スンヒョンが右前方のDF西大伍につけると、インサイドでパスを受けたレオ・シルバがペナルティーエリア右手前のMF土居聖真とショートパス。リターンパスから左足で中に持ち出し、ディフェンスをかわして左足を振り抜く。イラン代表守護神アリレザ・ベイランヴァンドの牙城を破り、ボールはゴール左に吸い込まれた。
阿吽の連係とレオ・シルバの個人技が融合した見事なゴールだったが、実はこの直前に“ビッグプレー”があったのだ。厳しい時間帯を耐えた鹿島は前がかりに攻撃を進めていた。DF山本脩斗のパスから、センターバックのDF昌子源が右スペース前目にポジションを取る西にダイナミックなサイドチェンジパスを通すと、西はシンプルにクロスを入れる。ゴール中央でディフェンスを背負ったセルジーニョがヒールで流すが、FW鈴木優磨には合わず、ペルセポリスのディフェンスにクリアされた。
そこからボールをつながれれば、ペルセポリスが得意とするロングカウンターが炸裂しそうな状況だったが、山本が左サイドバックの位置から相手のクリアボールを見事に読んで、相手より前に出てボールを拾った。そのまま前方のMF安部裕葵につなぐと、「セカンドボールが鍵だと思っていた」と語るボランチ三竿健斗を経由して左ワイドで受け、再び右サイドにペルセポリスを揺さぶり、待望の先制ゴールにつながったのだ。そのプレーについて山本は振り返る。
効果的だったアタッカー陣のプレッシャー 「がっと行ってくれることで限定される」
「やっぱり一番は失点したくなかったので、そこの部分でリスク管理は常にやっていましたし、ただホームで得点して勝ちたいというところで、次につなげるためにもチームとしてあったので、行けるところは狙うというか、インターセプトとかは常に狙っていました」
そこからの展開については「前半から右サイドにボールがある時は左が空いていましたし、左でつけてから右が空いていた」とチームの狙いを語る。「特にサイドバックなんかは相手も上がっていたので、ハーフタイムでもっともっとワイドを使いながら行こうというのは話していたので、そのなかで得点できたのは良かったと思います」と山本。相手を押し込んだ状況にしてから、ワイドに揺さぶる形がチームの中でイメージされており、それが先制点につながったようだ。
それにしても見事な読みからのボール奪取だった。それについて山本は「前から行ってくれれば後ろは限定できますし、前の選手がゆっくり行くとこっちとしてもはめられないですけど、やっぱりがっと行ってくれることでコースは限定される」と、アタッカー陣のプレッシャーがそうした読みを生んでいることを強調した。
「後ろとしても、そういったところで引くだけじゃなくて、前から行くところができたからそういうシーンにつながったと思います」
経験豊富な山本、敵地での第2戦へ冷静沈着 「チームとしてやることは変わらない」
ホームでの第1戦。インテンシティーが高いペルセポリスに対して、アウェーゴールを許せない緊張感あるゲームのなかで勝負の機を見出した鹿島のチームとしての戦いぶりが見事だった。表のヒーローは間違いなく殊勲の先制ゴールを決めたレオ・シルバだが、山本という“影のヒーロー”の働きなくして、そのゴールは生まれなかったし、もしかしたら痛恨の失点を喫していたかもしれない。ただし、そうしたリスク管理の意識とチャンスがあれば攻める姿勢をチームとして持っていたことが、山本のプレーに表れたと言える。
第2戦は“完全アウェー”のアザディ・スタジアム。スタンドの雰囲気だけでなく、芝の感触もカシマスタジアムとは全く違う難しい環境になることは間違いないが、山本は「ACLでいろんなところでやっているので、(芝や観客など)状況によっていろいろ変わるとは思いますけど、チームとしてやることは変わらない」と語る。
チームとしての統一した戦いが求められるが、経験豊富な左サイドバックの存在はアジア王者を決める最後の大一番でも頼りになりそうだ。

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