【中古】少年コミック DAYS(15) / 安田剛士
明治安田生命J1リーグは第22節が行われ、鹿島アントラーズと横浜F・マリノスが対戦した。
1ポイント差で3位・4位につける同士の上位対決。ここ2試合で1分1敗と勝利から見放されている鹿島だが、好調の伊藤が先発に復帰。伊藤はJ1通算200試合目の出場となった。土居と2トップを組んでいる。対する横浜FMも、前節清水エスパルスに敗れ(0-1)3連勝がストップ。首位FC東京に離されないために勝利が欲しい一戦で、チアゴ・マルティンスが出場停止から復帰している。
横浜FMボールでキックオフを迎えたが、開始22秒で試合が動く。横浜FMが自陣ボックス内で組み立てていると、プレスをかけた土居とセルジーニョがティーラトンからボールを奪う。最後はセルジーニョがティーラトンをかわし、得意の左足でシュートを決めた。ホームの鹿島がいきなりリードを奪う。
早々に失点を許した横浜FMだが、マルコス・ジュニオールや遠藤らを中心にチャンスを作る。一方の鹿島は、積極的なハイプレスから速攻を狙う。33分には、白崎のクロスに土居がヒールで合わせたが、GKパク・イルギュが好セーブ。こぼれ球をセルジーニョが拾ってシュートするも、枠を外れた。さらに43分、クロスが跳ね返された後、遠藤が自陣ボックスで繋ごうとしたボールを土居が走り込んで合わせ、GKを襲う。前半は鹿島が1点をリードして折り返す。
すると56分、CKをファーサイドのブエノが折り返すと、伊藤が絡んだ後にこぼれ球が土居の前に。背番号8は冷静にネットを揺らした。しかし審判同士が長い協議を行った後、オフサイドがあったとしてゴールは無効に。鹿島サポーターからはブーイングが飛び、大岩監督は激しく抗議している。
68分、横浜FMが同点に追いつく。右サイドの仲川がワンツーでボックス内に侵入。浮き球のクロスを送ると、遠藤が合わせたボールを自ら頭で押し込んだ。良い流れで試合を進めていた鹿島だったが、スコアはタイに戻る。
追いつかれた鹿島は73分、伊藤に代えて上田を投入。勝ち越し点を狙いに行く。すると77分、試合の行方を左右するような判定が。三竿のボールを奪い行った扇原が2枚目のイエローカードで退場に。横浜FMは数的不利に陥る。その後マルコスを下げてCBを投入するなど、横浜FMは勝ち点1を狙いに行く。
しかし87分、鹿島が勝ち越しに成功した。低い位置からボックス内に三竿がクロスを送ると、抜け出した土居が頭で折り返す。上田が冷静にネットを揺らした。上田にとっては、Jリーグ初ゴールとなった。
試合はこのまま終了。鹿島が2-1で横浜FMを下した。勝ち点を41に伸ばした鹿島は、暫定2位に浮上している。
■試合結果
鹿島 2-1 横浜FM
■得点者
鹿島:セルジーニョ(1分)、上田(87分)
横浜FM:仲川(68分)