ナイキ 2019カシマアウェイレプリカシャツSS AQ4451-475 2019
[8.10 J1第22節 鹿島2-1横浜FM カシマ]
名古屋グランパスから鹿島アントラーズへ、電撃的な期限付き移籍を決断したアタッカーがチーム合流からわずか1日で新天地デビューを果たした。
MF相馬勇紀は1-1で迎えた後半36分、MF名古新太郎との交代でピッチに立った。「昨日合流したばかりで正直連携とかはなかった」。ならば、やるべきことはシンプル。持ち味の縦への突破で攻撃を牽引し、1人少ない相手に脅威を与えることだ。
試合は後半42分にFW上田綺世の勝ち越しゴールで勝利。「今日は綺世を取り上げてもらえれば」と全日本大学選抜の後輩に話を向けたが、相馬も役割をしっかりこなした。相手を押し込む起点となった攻撃は自身の仕掛けで生まれたものだった。
「僕は右利きでカットインできるけど、縦に行くことで相手をさらに押し下げられて、健斗(起点となったMF三竿健斗)がフリーになる。相手が1人少なかったのもあるけど、自分が縦に行くほうが相手が嫌だという点では今後も続けていきたい」。
とはいえまだ1試合。トレーニングを共にこなしていくことで、さらに連携も向上するだろう。相馬自身も「プレーしていけば相馬こういう選手だなと周りも特徴を掴んでくれると思うし、特徴を出していけば合わせやすい」と展望を語る。
また鹿島で与えられた半年間の目標は「タイトルを取りたい」。これはクラブにとっての至上命題でもある。
「僕はこれまで毎年何かのタイトルを獲ってきたので」と語るように、相馬は高校2年次の国民体育大会を皮切りに、高校3年次の日本クラブユース選手権、大学1・4年次の関東大学1部、大学2年次の天皇杯東京都予選、大学3年次の関東大学2部とあらゆる年度でタイトルを獲った優勝請負人。「鹿島はタイトルを取る強いチームなので、力となって引っ張るくらいの存在になれたら」と意気込んだ。
(取材・文 竹内達也)
◆「毎年タイトルを獲ってきた」電撃移籍のMF相馬勇紀、“合流翌日”に鹿島デビュー(ゲキサカ)