日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年12月30日月曜日

◆全国高校サッカー 静岡学園、サイド攻撃が鍵 12月31日初戦(静岡新聞SBS)



松村優太 Yuta.Matsumura


◆◆ワールドサッカーダイジェスト増刊 / 2020年1月号


 第98回全国高校サッカー選手権は30日に開幕し、48代表校(東京2校)が首都圏9会場で熱戦を繰り広げる。5年ぶり12度目の出場となる静岡学園は31日午後0時5分から東京・駒沢陸上競技場で、岡山学芸館(岡山)と対戦する。決勝は来年1月13日に埼玉スタジアムで行われる。

 静岡学園はJ1鹿島入りする松村を筆頭に力のある選手がそろい、優勝候補の一角に挙がる。県勢24大会ぶりの頂点に向け、初戦で勢いに乗りたい。

 相手の岡山学芸館は前回16強入り。飛び抜けた選手はいないが、プリンスリーグ中国を制した実力校で侮れない。2回戦はハードワークを武器にする長崎総合科学大付と、30度目の出場となる丸岡(福井)の勝者と対戦する。

 勝ち上がれば、準々決勝の相手は全国高校総体4強の尚志(福島)が有力。準決勝はJ1清水入りする鈴木を擁する市船橋(千葉)との対戦が予想される。

 反対ゾーンは2連覇を狙う優勝候補筆頭の青森山田や高校総体準優勝の富山第一など強豪がひしめく。青森山田はJ1浦和入りする武田を中心に総合力が高く、この年代最高峰の高円宮杯U-18プレミアリーグを制した。高校総体4強の京都橘、神奈川大会決勝で高校総体覇者の桐光学園を破った日大藤沢、初出場の興国(大阪)にも注目が集まる。

 ■攻守の切り替え再確認
 静岡学園は県大会決勝以降、守備面の整備を進めてきた。プリンスリーグの試合で課題に上がった1対1の守り方や攻守の切り替えを再確認。主将の阿部は「やれることはやった。チャレンジャーの気持ちを忘れずに戦い、日本一を取りたい」と力を込める。

 鍵を握るのは中盤両サイド。右の松村、左の小山が得意のドリブルでどれだけ相手の守備ブロックを突破できるか。全国の注目を集める松村は「最低でも1試合1点」と自身にノルマを課す。県大会決勝で2ゴールを挙げた加納は左膝を痛めており、1トップの先発は流動的だ。

 横浜市内の宿舎に出発する前に行われた28日の練習では、攻守のセットプレーを入念に確認した。どんな相手でもボール支配率では上回ることが予想される。頂点を取るためには、好機を確実に生かす勝負強さが求められる。川口監督は「どんなに相手に研究されても、われわれは関係ない。静岡学園らしいサッカーをするだけ」と強調する。

 ■【静岡学園】(丸印は主将)
 番号 位置  氏名  学年  前所属
  1 GK 北口太陽 (3年、大阪市ジュネッスFC)
  2 DF 田中太晟 (3年、滋賀セゾン)
 (3)DF 阿部健人 (3年、シュートFC)
  4 DF 田辺秀斗 (2年、奈良YMCA)
  5 DF 中谷颯辰 (3年、大阪市ジュネッスFC)
  6 MF 権平美樹 (3年、静岡学園中)
  7 MF 藤井皓也 (3年、ASラランジャ豊川)
  8 MF 浅倉廉  (3年、川崎ジュニアユース)
  9 FW 加納大  (2年、静岡学園中)
 10 MF 松村優太 (3年、東淀川FC)
 11 MF 渡辺怜歩 (2年、静岡学園中)
 12 FW 岩本悠輝 (3年、大阪市ジュネッスFC)
 13 MF 清水和馬 (1年、静岡学園中)
 14 MF 小山尚紀 (3年、滋賀セゾン)
 15 DF 西谷大世 (3年、滋賀セゾン)
 16 MF 井堀二昭 (3年、Jフィールド津山)
 17 GK 野知滉平 (2年、清水ジュニアユース)
 18 MF 藤田悠介 (3年、滋賀セゾン)
 19 MF 草柳祐介 (3年、ロンドリーナ)
 20 FW 奥田友惟 (3年、千里丘)
 21 MF 柿本音王 (3年、新潟FFC)
 22 DF 岩野寛太 (3年、Jフィールド津山)
 23 DF 徳永誠也 (3年、刈谷81)
 24 DF 市川聖也 (2年、シュートFC)
 25 GK 生嶋健太郎(1年、神戸ジュニアユース)
 26 MF 関俊哉  (3年、エスポルチ藤沢)
 27 MF 矢田祥真 (3年、大阪セゾン)
 28 DF 関根大輝 (2年、静岡学園中)
 29 MF 小泉龍之介(1年、ECジョガドール)
 30 MF 塩見 春輔(3年、JSC・CHIBA)


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