日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年9月13日月曜日

◆【J1採点&寸評】鹿島0-3福岡|フアンマの決定率は驚異の100%。長谷部監督は完璧なマネジメント(サッカーダイジェスト)






鹿島――攻守両面でのチグハグさがぬぐえず…


[J1第28節]鹿島0-3福岡/9月11日/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 4.5
完敗だった。攻守両面でのチグハグさがぬぐえず、先制されると意気消沈。14本のシュートを放ったものの、全体的に精度を欠き、また相手GKの好セーブにも阻まれ、実を結ばなかった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 5
ゴール前がスカスカで、相手にスペースを与えすぎていた。最終ラインの不安定さを感じとっていたはずだが、試合の中で微調整できなかった。

DF
32 常本佳吾 5.5(75分OUT)
自身のサイドでの主導権争いは確かに上回っていたが、ボールを前に運んだ時のアイデアやクロスの質がやや乏しかった。

DF
15 ブエノ 4.5(75分OUT)
今夏ブラジルから戻り、およそ1年半ぶりのJの舞台。「成長した姿を見せたい」と意気込んだが、失点シーンでは寄せが甘く、ほぞをかんだ。

DF
23 林 尚輝 5
対人プレーは及第点ながら、初めてコンビを組んだブエノとの連係面に課題を残し、最終ライン全体を引き締めるまでにはいかなかった。

DF
2 安西幸輝 5.5
得意のドリブルを仕掛け、カットインからのシュートを披露するなど、コンディションがかなり上がってきた感がある。ただ、失点につながるワンツー&クロスをあっさり許したシーンは悔やまれる。

MF
20 三竿健斗 5.5
劣勢を何とかはね返そうと懸命にプレーする姿が見られたが、状況は好転せず。最終ラインの2枚替えに伴い、途中からCBに入った。

MF
21 ディエゴ・ピトゥカ 5.5
ミドルレンジから強烈なシュートを放つなど、気を吐いた。イライラが募って不用意なファウルが多くなり、警告を受けてしまった点はいただけない。


鹿島――エヴェラウドのヘッドは相手GKに弾かれる





MF
13 荒木遼太郎 5
ライン間でボールを受けても相手の素早いプレッシャーにつぶされ、思うように攻撃を活性化できなかった。

MF
11 和泉竜司 5.5(62分OUT)
58分に好機到来も相手の捨て身のブロックにあい、ゴールに至らず。攻撃面での見せ場はこれぐらい。守備面での献身は誰もが認めるものだったが……。

FW
8 土居聖真 5.5(62分OUT)
28分に右サイド深くまで侵入。左足の切り返し一発で相手をかわし、ゴール前に浮き球パスを送ったが、相手GKに難なくキャッチされてしまった。

FW
18 上田綺世 5.5(82分OUT)
ポストプレーによって起点を作ったり、スペースに流れたり、クロスに対して頭から突っ込んだり、最前線で奮闘するもゴールが遠かった。

途中出場
MF
17 アルトゥール・カイキ 5(62分IN)
和泉に代わって左MFに入り、貪欲に相手ゴールに向かった。終了間際のFKでは直接狙うもクロスバーを越えた。

MF
25 遠藤 康 5.5(62分IN)
右サイドからのインスイングFKで、エヴェラウドの巧みなヘッドを引き出した。一矢報いるべく攻撃陣を仕切ったが、1点さえも奪えず顔を曇らせた。

DF
14 永戸勝也 ―(75分IN)
限られた時間の中で、できるだけ多くのクロスをゴール前に供給することが大事な使命だった。利き足ではない右足でシュートするシーンも見られた。

FW
9 エヴェラウド ―(75分IN)
83分、遠藤からのFKからニアサイドでヘディングしゴールを強襲したが、相手GKに弾かれた。

MF
4 レオ・シルバ ―(82分IN)
足を痛めたFWの上田に代わって、急きょピッチに送り出された。百戦錬磨のボランチはすんなりとゲームに溶け込んだ。

監督
相馬直樹 5
CBに怪我人が相次ぎ、やりくりを迫られたが、急造CBコンビを含めチーム全体の守備が機能せず、よもやの3失点。指揮官は「やるべきことを徹底してきた相手の勢い、思いきりの良さにやられた」と、落胆の色を隠せない。


福岡――さまざまな局面で上回り、シーズンダブルを達成


【チーム採点・寸評】
福岡 7
してやったり、勝つべくして勝った。選手の距離感が良く、イメージの共有と連動性、さらには闘争心も相まって、さまざまな局面で上回った。鹿島に対してシーズンダブルを成し遂げた。

【福岡|採点・寸評】
MF
8 杉本太郎 6.5(81分OUT)
先制ゴールのシーンでは、いつの間にか、ゴール前に現われ、味方からのパスをスルーし、相手を混乱させた。陰のアシストといっても過言ではないワンプレーだった。

MF
37 金森健志 7(75分OUT)
攻守の切り替えが素早く、縦横無尽に走り回った。かつて在籍した古巣との対決ということもあって気合十分。3ゴールすべてに絡み、MOM級の活躍だった。


※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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