■焼き芋無料配布 重量1キロ「メガ丼」披露
行方の食、召し上がれ-。鹿島アントラーズのJ1リーグ第31節FC東京戦が10月1日、茨城県鹿嶋市神向寺の県立カシマサッカースタジアムで「ホームタウンデイズ行方の日」として開催される。キックオフは午後3時。イベントはスタジアム場外「メルカリロード」で行われ、サツマイモをはじめ100品目以上の農畜水産物を生産する茨城県行方市は、焼き芋の無料配布や総重量1キロの「megadon(メガ丼)」シリーズのお披露目など、食づくしで出迎える。FC東京サポーターは旺盛な食欲で遠征先のグルメを堪能し尽くすことで知られ、今回の企画には、これ以上ない相手。市の関係者は「おなかいっぱいにしてサッカー観戦を楽しんでほしい」と話している。
市によると、FC東京戦に「行方の日」が重なったのは全くの偶然。当初はFC東京サポーターに対する知識もなかったという。しかし、対戦相手の食に対する飽くなき姿勢を知るにつれ、この機会に同市をPRしようと、食に関するイベントを増やした。
今回、お披露目されるのが、同市の食材をふんだんに使った「メガ丼」シリーズ。ブランド豚「美明豚」が300グラム使われている「美明豚づくし丼」(2千円)や、同市産の野菜や豚肉を使った「なめこいスペシャルカレー」(同)など5種類が用意された。
「メガ丼」には、同市の食材を1点以上使用▽ご飯は360グラム以上▽総重量は1キロ程度-などの条件があり、同市観光協会で開発を進めていた商品だが、「行方の日」のデビューが決まった。
また、焼き芋の無料配布は、当初200本の予定だったところ「(FC東京サポーター相手では)足りない」という意見があり、最終的には「冷凍焼き芋」を千本配布する。午前11時から引換券を配布し、交換は午後1時から行う。
このほか、キッチンカーではサツマイモを使用したジョージアの郷土料理「シュクメルリ」(500円)を500食販売。物販ブースでは、サツマイモを使用したスイーツや角煮、もつ煮などの販売も行う。ポニーの乗馬体験も予定されている。
同市商工観光課の担当者は「今回、メガ丼についてはFC東京サポーターさんが大食いとお伺いし、数を多めにご用意させていただいた。全部売れるか不安だが、味も量も自信があるので、皆さんの食べっぷりを楽しみにしています」と来場を呼びかけた。
【無料配布】
▽冷凍焼き芋(千本)
【販売】
◇megadon
▽なめこいスペシャルカレー▽癒やしのうな丼▽JAJA丼▽美明豚づくし丼=各100食▽ぼたもち(50食)
◇キッチンカー
▽シュクメルリ(500食)
◇特産品
▽干し芋▽おいもパイ▽スイートポテト▽焼き芋サブレ▽角煮▽もつ煮
【その他】
▽ポニー乗馬体験▽ゆるキャラによるグリーティング-など
◆茨城・行方の食、召し上がれ 10月1日にJ1鹿島ホームタウンデイズ(茨城新聞)