
日刊鹿島アントラーズニュース
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2023年2月1日水曜日
◆【番記者推奨!鹿島のブレイク候補】創意工夫の末に、今がある。技術が洗練され、判断の良さが備わってきた松村優太。どこまで進化するか、楽しみで仕方がない(サッカーダイジェスト)

縦にぶっちぎっても、中に切れ込んでも良し
来るべき2023年シーズン、リーグを盛り上げるのはいったい誰か。新たなスターは生まれるのか、未来を切り拓くニューヒーローは出現するのか。番記者推奨のブレイク候補、今回は鹿島アントラーズのMF松村優太だ。
――◆――◆――
ブレイク候補というより、今季こそブレイクしなければいけない存在だろう。それは、快足ドリブラーとして鳴らす松村優太である。
高校サッカー界の名門・静岡学園のエースナンバー10番を背負い、第98回大会の全国選手権優勝という輝かしい実績を名刺代わりに鹿島アントラーズ入りして4年目。すでに機は熟しているのだ。
「プロ生活は長いようで、短い。一日も早く試合に出たい。遠慮などしていられない」
ギラギラ感を隠さない新人時代の俊英は、2020年のJリーグ開幕を1週間後に控えていた2月16日、ルヴァンカップ第1節の名古屋グランパス戦に途中出場し、早々にプロデビューを飾った。
同年8月16日のヴィッセル神戸戦でJリーグの舞台に初めて立ち、翌年5月9日のFC東京戦でJ初ゴールを記録。プロフットボーラーとしてのストーリーをひとつまたひとつと紡ぎ、キャリアを積んできた。
昨季は度重なる怪我のため、試合から遠ざかる時期も長かったが、シーズン終盤にピッチに戻るや否や、躍動感あふれるプレーでスタンドを沸かせた。縦にぶっちぎっても良し、中に切れ込んでも良し。最大の武器である高速ドリブルに一段と磨きがかかった。
「相手が嫌がることは何か、そこをいつも考えているけれど、周りが見えるようになって焦らなくなったし、プレーの選択肢が増えたと思う。縦に仕掛ける時は、ミスを恐れず、とにかくやり切る。中に入る時はゴール前の味方と連係しながら守備のズレをついていく。そういうことを意識しながらプレーしている。それが少しずつ結果にもつながってきたので、すごく手応えを感じている」
とはいえ、すべてが順風満帆だったわけではない。プロの壁にぶち当たり、悪戦苦闘の日々を過ごしたこともある。
「高校時代までは自分のイメージどおりにドリブルできたけれど、プロになってからそうはいかなくなった。守備が組織的だし、一人ひとりのフィジカルも強い。もっと工夫しないと通用しないなと実感させられた」
微妙に間合いを空けられ、スピードに乗りきれない。ボールの運び方がちょっとでもズレたら、身体を入れられ、奪われる。少々粗削りながら一瞬のギアチェンジで、DFを置き去りにするようなシーンが減っていた。
だが、創意工夫の末に、今がある。
シーズン前の自主トレ期間にカットインからのシュートに黙々と励み、試合後のオフ日だというのにひとりドリブル練習を続ける姿も目撃されている。
スピードという圧倒的な強みに加え、技術が洗練され、判断の良さが備わってきた松村がこの先、どこまで進化していくのか、それはもう楽しみで仕方がない。
取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)
◆【番記者推奨!鹿島のブレイク候補】創意工夫の末に、今がある。技術が洗練され、判断の良さが備わってきた松村優太。どこまで進化するか、楽しみで仕方がない(サッカーダイジェスト)

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