今季はTOP10へと滑り込んだ
レギュラーシーズンの優勝争いに絡んだわけではないが、ベルギーのセルクル・ブルージュにとって今季は充実したシーズンになっているのではないか。
セルクル・ブルージュは2015-16シーズンから3シーズンを2部で過ごした経験もあり、昇格してからも2018-19シーズンは13位、2019-20シーズンは14位、2020-21シーズンは16位、昨季は10位となかなかTOP10に入れないシーズンが続いた。
しかし、今季はレギュラーシーズン34試合で勝ち点50を稼いで8位フィニッシュ。5位から8位の4チームで争われるプレイオフ2への進出を決めた。
この勝ち点50という数字は、60ポイントを稼いだ2007-08シーズン以降では最も多い勝ち点だ。
そしてこれに大きく貢献したのが日本代表FW上田綺世だ。
鹿島アントラーズからベルギー挑戦を選んだ上田は、今季リーグ戦で18ゴールと大暴れ。データサイト『Opta』によれば、セルクル・ブルージュの選手としては21世紀最多のシーズン得点数だという。
国内リーグをリードする強豪ではなく、長らくTOP10に入れていなかった中堅クラブのセルクル・ブルージュで18ゴールを奪えたのは上田にとっても自信になるはず。今やセルクル・ブルージュの絶対的エースであり、サポーターの希望だ。
上田の場合はリーグ第10位となる空中戦勝利数100回を記録するなど、ある程度エアバトルで戦えるのも強みだ。中堅クラブにおいて前線で強引にボールを収められるFWは不可欠なピースとなる。
日本代表でも成長した姿を見せてほしいところで、上田のベルギー挑戦は実り多いものとなっている。
◆ブルージュで上田綺世は英雄となった サムライ怒涛の“18ゴール”にファンは夢を見る(theWORLD)
『長らくTOP10に入れていなかった中堅クラブで18ゴールを奪えたのは上田にとっても自信になるはず。今やセルクル・ブルージュの絶対的エースであり、サポーターの希望だ』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) April 26, 2023
◆ブルージュで #上田綺世 は英雄となった サムライ怒涛の“18ゴール”にファンは夢を見る(theWORLD) https://t.co/pOolzEpQM9 pic.twitter.com/F1PT4WmlJ8