日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年9月24日日曜日

◆【プレビュー】首位を猛追する2位と3位の対決。鹿島アントラーズ対横浜F・マリノスの見どころ | 日程・放送・配信予定 | Jリーグ(DAZN)



柴崎岳


【国内サッカー プレビュー】明治安田J1は9月23日と24日に第28節が開催され、カシマスタジアムでは3位・鹿島アントラーズと2位の横浜F・マリノスの直接対決が行われる。


鹿島アントラーズ 対 横浜F・マリノス の見どころ


これ以上ない大一番だ。首位のヴィッセル神戸を追撃する3位の鹿島アントラーズが2位の横浜F・マリノスをホーム・カシマスタジアムに迎え撃っての戦いは、優勝争いを大きく左右するゲームとなる。勝てば優勝の可能性を残せる一方で、負ければその争いから一歩後退を余儀なくされるビッグマッチである。

世紀の大逆転優勝を狙う鹿島は、シーズン序盤は4連敗するなど一時15位まで順位が沈んだが、そこから驚異の巻き返しを果たす。第9節から5連勝を飾り借金を返し、その後も無敗を貫き前半戦を終えると、後半戦に入るとさらに勢いを加速させ、5勝3分2敗と大きく勝点を積み上げ、3位にまで浮上を果たした。

そんな上り調子のタイミングで満を持してスタートのピッチに立つ男がいる。この夏、7年半ぶりに鹿島に帰って来た柴崎岳だ。前節・セレッソ大阪戦でディエゴ・ピトゥカが退場し今節は出場停止のため、柴崎が先発することが濃厚である。

岩政大樹監督とは現役時代に一緒にプレーした経験があり、鈴木優磨や植田直通、昌子源といった旧知の選手たちもおり、チームにはすでに馴染んでいる様子。世界基準を知るボランチがピッチ中央に君臨し、勝利へと導くシナリオが目に浮かぶ。

ホームでは現在4連勝中。かつての常勝軍団が、再び強い姿を取り戻すための1勝をここでつかむ。

リーグ連覇に挑む横浜FMは、今季も順調に勝点を重ね優勝争いを展開。残り7試合で首位とは勝点1差と射程圏内の位置にいることは十分に評価できる。ここから本格化していく優勝争いのプレッシャーを知る選手が多くいるのも確かなアドバンテージである。

しかし、リーグ戦残り10試合となったタイミングから少しずつ勢いが影を潜め、第25節・横浜FC戦(1●4)、第26節・柏レイソル戦(0●2)と残留を争っているチームにまさかの連敗を食らうなど、現在は3戦勝ちなし中。その間に首位の座も明け渡してしまった。

さらに、19日に戦ったAFCアジアチャンピオンズリーググループステージ第1節をホームで韓国の仁川に4失点で敗戦。リーグ戦から大きく選手を入れ替え、外国籍選手を中心に多くの主力を休ませた影響は少なからずあっただろうが、ダメージの残る結果となった。

まさにいまはチームとして踏ん張りどころであり正念場。敵地に乗り込んで戦う大一番は、今季のチームを左右する90分になると言ってもいいかもしれない。2004年以来、クラブ史上二度目のリーグ連覇に向け、トリコロールがすべてを注ぐ。




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