日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年5月8日水曜日

◆今季初スタメンの鹿島FW師岡柊生、起用の狙いは? 理想とするのはチャヴリッチの姿か(サッカーダイジェスト)



師岡柊生


柏戦では2本のシュートを記録


[J1第12節]柏 1-2 鹿島/5月6日/三協フロンテア柏スタジアム

 鹿島アントラーズは5月6日、敵地で柏レイソルと対戦し、2-1で勝利を収めた。

 この試合で今季初スタメンを勝ち取ったのがプロ2年目のFW師岡柊生だ。

「自分の特長はボールキープやドリブルなので、それを生かしつつ、守備もしっかりやりたいと思っていました。そこはできたのかなと」

 師岡は、4ー2ー3ー1の右サイドハーフで先発すると、身体を張ったボールキープや精力的なプレスバックを披露。さらに、攻撃面では5分に左サイドからのクロスに飛び込みヘディングシュートを放つなど、前半で2本のシュートを記録した。

 12節を終えた今季の鹿島は、GK早川友基やDF植田直通らの最終ラインと、最前線の鈴木優磨はほぼ不変。さらに知念慶と佐野海舟のダブルボランチもそれぞれ11試合に出場している。

 唯一、流動的なのが2列目で、右サイドは藤井智也、樋口雄太、松村優太、ギリェルメ・パレジらが起用されている。

 戦力の揃う右サイドにあえてストライカーの師岡を起用したことにポポヴィッチ監督の狙いがあるのではないか。

 理想とするのはCFや両サイドで活躍するチャヴリッチの姿だろう。

 ロングボールの預け先として前線で起点となり、ドリブルからチャンスを創出。さらに鈴木のアシストを受けて得点源としても貢献する。

 柏戦でも63分に投入されたチャヴリッチが、アディショナルタイムに鈴木のアシストから決勝点を叩き込んでいる。

 師岡の先発起用には『サイドにフィニッシャーを増やしたい』という指揮官の狙いが込められていたのかもしれない。

「裏抜けの動きや前で持っている時のプレーは(要求されています)。ドリブルで仕掛けていいって言われていて、攻撃面は求められているところだと思います」

 少し照れ臭そうに「ほかの選手に負けないように、日々の練習から手を抜かずに頑張りたい」と意気込む23歳のストライカーがチームの新たな武器となるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)









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