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いかにしてハメるか。14日のコートジボワール戦(1-2)では前線からのプレッシャーが空転。FW大迫勇也とFW本田圭佑の2人が守備に走り回され、日本のプレスを巧みにかいくぐったコートジボワールが効果的な攻撃につなげていった。
前日16日のミーティングではコートジボワール戦の反省を重点的に行い、この日のミーティングではギリシャ分析に時間を割いた。その中であらためてプレスの掛け方を確認。非公開で行われた練習では実際にピッチ上で実践したという。
ボランチが最終ラインにまで下がってビルドアップに参加したコートジボワールに対し、「ちょっと戸惑った部分もあった」と大迫は振り返る。「ボールを取る位置が低すぎて、前に行くのにもエネルギーを使うし、戻るのにもエネルギーを使う。相手の思うようにされたのが悔しかった」。相手の術中にハマり、前線で孤立した。
とはいえ、ギリシャも日本を研究し、同じように対策を練ってくるだろう。そのうえをいくには、事前の準備だけでなく、実際に試合が始まってからの対応力も求められる。
守備での貢献と同時に、ゴールも期待されるストライカー。「(ギリシャのDFは)一人ひとりを見たら強いけど、必ず穴はあるし、ギャップもあるし、スペースもある。そこを突きながらうまく攻めていければ」。1トップで先発しながらシュートゼロに終わったコートジボワール戦の鬱憤をギリシャ戦にぶつける。
(取材・文 西山紘平)