バイエルン戦では先発出場したFW大迫勇也(左)[写真]=Bongarts/Getty Images
ケルンに所属する日本代表FW大迫勇也が、12日にホームで行われるブンデスリーガ第28節のホッフェンハイム戦に先発で出場することが濃厚であると、複数の地元メディアが伝えた。
スタメンに入れば、バイエルンに1-4で完敗した2月27日の第23節以来、5試合ぶりの先発となる。大迫は直近の4試合では、いずれも途中出場。そこでの好パフォーマンスが評価されたようだ。
ペーター・シュテーガー監督は、『エクスプレス』紙のインタビューで、「ここ最近言っているように、大迫が好調だ。今週のトレーニングでも、大迫はそれを示している。今の調子であればチームにとってプラスになる。スタメンで出場することになるだろう」と答えており、大迫の先発出場はほぼ当確と見てよさそうだ。
ドイツ誌『キッカー』も、「先週の土曜日、フライブルクに0-1で敗れた試合で、シュテーガー監督は、攻撃陣の出来に満足はできなかった。ただし、大迫は除いて。(大迫は)途中交代で出場すると、活気を与え、技術の高さを見せた。この数日の練習でも、それが出ている。順当にいけば、大迫に先発のチャンスが与えられる」と伝え、限られた出場時間内での大迫のプレー、そして練習で見せているパフォーマンスを高く評価している。
ブラジル人FWデイヴェルソンが、太ももの違和感で出場が不透明となっていることも、大迫にとっては追い風となっているようだ。
シュテーガー監督は、2トップのシステムを起用することを示唆しており、大迫はチーム最多の今シーズン9得点を挙げているアンソニー・ウジャーとコンビを組むことになる。
ケルンは第27節を終えて勝ち点30の13位。前半戦は11位で折り返したが、後半戦は2勝3敗5分けで順位も後退した。現在7位につけるホッフェンハイムとの前半戦の対戦は、4-3で打ち合いを制しており、ホームゲームとなる今回も、残留に向けて確実に勝ち点を稼ぎたいところだ。