日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年3月28日月曜日

◆2016Jリーグヤマザキナビスコカップ グループステージ 第2節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51830
ナビスコグループステージ 第2節



鹿島、敵地ノエスタで完敗。4失点でヤマザキナビスコカップ2連敗。

第1節のホーム甲府戦に続き、鹿島がまたしても屈辱の敗戦を喫した。昨年のナビスコカップ準決勝で2戦合計6-2と撃破した神戸に1-4と完敗、グループステージ突破に早くも黄信号が灯った。

前節の敗北から山本、小笠原、カイオ、赤崎と4人ほど先発メンバーを入れ替え臨んだ鹿島だったが、序盤から神戸に押し込まれる場面が目立つ。渡邉、ペドロ ジュニオール、そしてレアンドロが絡む神戸の前線の圧力に押され、なかなか主導権を握ることができない。それでも20分過ぎまでは小笠原、カイオらの激しいチャージで均衡を保った。







しかし23分、中盤でパスカットされてからの寄せが甘く、ペドロ ジュニオールに豪快なミドルシュートを決められる。これで浮き足だってしまった鹿島は焦りが目立ち、攻守に渡りギャップを作ってしまう。







そして37分、ペドロ ジュニオールのパスから渡邉に決められ、追加点を献上。甲府戦同様に0-2とリードされ、前半を折り返した。





前半終了間際の42分に中村に代え、遠藤をピッチに送り出していた石井監督だがこの前半45分を受けて、後半開始と同時にジネイを降ろし土居を前線へ送る。これで前線での活性化を図ったが、逆に64分、この日絶好調のペドロ ジュニオールにCKからヘディング弾を叩き込まれ、リードを3点に広げられてしまう。



その後、石井監督は小笠原を下げ鈴木を投入し、がむしゃらに点を取りに行かせようとする。しかしその鹿島をあざ笑うかのように神戸は相馬の追加点で0-4と試合を決してしまった。







84分に山本がCKからのこぼれ球を頭で押し込み、何とか意地を見せるが、鹿島の反撃もこの1点のみ。1-4と昨年のACLグループステージ第3節で広州恒大に4失点(3-4で敗北)を喫して以来、1年ぶりとなる4失点での完敗となった。









連覇を狙うはずのナビスコカップでまさかのグループステージ2連敗。ここで一旦、ナビスコカップでの戦いを終え、次はリーグ戦のアウェイ川崎F戦が待っている。再び、自信を取り戻すために。戦いは続く。

【この試合のトピックス】
・4失点を喫したのは、2015年3月18日ACLグループステージ第3節のアウェイ広州恒大戦(●3-4)以来、約1年ぶり。
・3点差で負けたのは、2015年5月28日ナビスコカップ予選リーグ(当時)第6節のホーム神戸戦(●0-3)以来、約10ヵ月ぶり。
・山本が2試合連続ゴール。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・どんな状況においても絶対に足を止めないこと。後半45分、オールアクションでいこう!
・攻撃面では、バイタルエリアで、しっかりと受けて前を向いてプレーすること。
・必ずチャンスは来る。積極的にシュートを狙って、1点ずつ積み上げていこう。

ヴィッセル神戸:ネルシーニョ
・相手のサイド攻撃の時にバランスを崩さないように。
・後半は更に集中力を高く保って前半を上回るゲームをしよう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
4失点してしまったわけだが、神戸のFW2人にやられてしまった印象が大きい。そこを最後まで修正できなかったことが全てだったと思っている。神戸までたくさんのファン・サポーターの皆さんが来てくださったのに、その方々に本当に申し訳ない試合をしてしまった。

Q 甲府戦からメンバーを変更したが、今日の守備の意識は?

A 入り方という表現をしていいのかどうか分からないが、前半はそれほど悪いところはなかったと感じている。ちょっとした、個人個人の対応がうまくいかなかった、もっと落ち着いて対応できたのでは、というのが全てだと思う。

Q 神戸に対して、どんなサッカーをしようとしていたのか?

A ピッチコンディションが良くないというのもあったが、ボックスに侵入する形を作りたいと思っていた。奪われ方に関しては、自陣内での横パスをカットされたのがあった。戦い方に関しては、いつものように相手を押し込んだ形でやろうとしていて、その意識はあったと思うが、パスの意図や出し方など個人的な選択ミスがあったと思う。

Q 失点して追いつこうとした時のやり方は?

A どういう形というのは、チームの中で固定した形をやっているわけではない。それは選手の組み合わせやイマジネーションにかかっている部分が大きい。負けている状況だったので、ハーフタイムでは先ずは1点返すこと。それで状況は変わると伝えた。途中から入ってくる選手には、ポジションの部分を伝えた。例えば、遠藤がボランチに回る状況もあったので、そういうところを伝えた。

Q ノックアウトステージ進出へかなり厳しくなったが?

A 次の試合はリーグ戦なので、次はそれに向けての準備をしていきたい。ナビスコカップに関しては連敗したので、厳しい状況になったが、これで諦めるチームではない。それは先ほどロッカールームでも選手たちにいってきたこと。ここからやるべきことを自分たちでしっかりやって、ノックアウトステージへ進むしかないと思っている。

ヴィッセル神戸:ネルシーニョ
前半の立ち上がりはしっかりといい入り方ができた。いい攻撃といい守備、そしていい連係と集中力が保てていた。ただ鹿島にボールを持たれて攻撃される場面では、少し引き気味になって向こうのペースになってしまった。前半は得点してリードできたが、もっとオーガナイズできた。後半はそこの修正を促し、選手たちもピッチ上で実行できた。追加点も取れたし、90分通して見れば勝利に値する内容だったと思う。


選手コメント

[試合後]

【西 大伍】
相手のやり方は分かっていたが、カウンターでも守りたかった。この結果は言い訳できない。これだけ打ちのめされたのは久しぶり。でも、こういう気持ちを跳ね返して成長してきた。この負けをただの負けにしたくない。周りを動かしながら先手先手を打たなければいけなかった。自分自身、周りが見えてない。自分の事で精一杯になってしまった。遠くまで来てくれたサポーターにいい試合を見せることが出来なかった。最後まで声は聞こえていた。

【山本 脩斗】
得点シーンはボールを押し込んだだけ。2試合連続ゴールは、何もうれしくない。

【遠藤 康】
チャンスは多く作っていたが、決めきれないのが多い。FWは点を取らないといけないという重責でプレッシャーになっている。ちょっとしたことだが、そういう時がある。失点は誰が悪いというよりも
サポートが足りなかった。このような戦い方をしてくる相手が増えてくるので、先制しないといけない。次は先制したい。

【青木 剛】
神戸のブラジル人ツートップは戦っていて、いい形で入った時に能力を発揮すると感じていた。結果的にいい形でボールが入った時に点が入っている。その対応に関して、相手の力を発揮させてしまった。2人は守備をせずに残る形だったので、後ろの責任として、しっかり対応しなければいけない状況だった。まだ残りの試合があるので、この2試合を振り返らないといけない。個人的にも何をしなければいけないのか考えたい。

【伊東 幸敏】
全て実力不足だと思う。相手が良かったというよりも、こっちがやるべき事をやらなかった。全て悪かったと思う。個人的にも最低だった。

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