日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月3日土曜日

◆岡山・岩政 昇格PO決勝前にC大阪挑発 人件費は3倍差(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/03/kiji/K20161203013838260.html

J1昇格プレーオフ  岡山―C大阪 (12月4日  金鳥スタ)

C大阪戦へ向けて意気込みを語る岡山DF岩政

 J1昇格プレーオフ決勝が4日、大阪市のキンチョウスタジアムで行われる。クラブ史上初のJ1昇格へ王手をかけた岡山は2日、岡山市内の練習場で1時間30分のトレーニング。C大阪に勝ちリーグ6位からの下克上を狙うチームは、元日本代表DF岩政大樹(34)が“ビッグクラブ”のセレッソを挑発。揺さぶりをかけた。 

 百戦錬磨のベテランは不敵な笑みを浮かべた。岩政は勝敗のポイントを聞かれ、「守る、守らないではない。僕たちが相手を上回れば良いだけ」とコメント。そして「あれだけお金があって、あれだけ選手を集めてプレーオフに出ないといけないのには、それだけの理由がある。逆に僕たちがこの規模でここまで来ているのにも理由がある」とC大阪を挑発した。

 クラブ規模の違いは歴然だ。15年度のJクラブ経営情報開示では、C大阪は年間人件費は15億2300万円を計上。対してセカンドチームにあたるファジアーノネクストを含めても、岡山は5億900万円と約3分の1しかない。さらに相手に日本代表MF山口や韓国代表GK金(キム)鎭(ジン)鉉(ヒョン)と各国代表を筆頭に、FW柿谷やFW杉本ら代表クラスの選手もそろえる。もちろん、岡山に現役代表選手は皆無。人件費や選手層では圧倒的に分が悪いものの、それでもクラブ全体の組織力では勝っているという自負がみなぎっていた。

 J1昇格プレーオフ準決勝・松本戦は後半ロスタイムの決勝弾で劇的な勝ち上がり。これ以上ない勢いはついた。過去4年間、昇格プレーオフで6位のチームが決勝まで進出すれば昇格率100%。岩政は力をこめる。

 「結果は決まっていると思う。僕にとっては2年間、ファジアーノにとっては14年間。それぞれの蓄積、また1年間の取り組みで決まっている」

 90分間の試合だけで勝敗が決まるわけではない。C大阪への揺さぶりも含めて、すでに戦いのゴングは鳴っている。

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