日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年2月21日火曜日

◆「わんぱく広場」 放課後の「居場所」好評(茨城新聞)


高萩 工作や自然観察

放課後子ども教室実行委員らと一緒に土器を作る子どもたち=高萩市下手綱

放課後の児童が安全に過ごせる「居場所」として、本年度から高萩市が市立松岡小学校内に開設した「放課後子ども教室・松岡わんぱく広場」が好評だ。1〜6年生で希望した児童が集まり、宿題をやったり、理科の実験や工作などの体験プログラムを通したりして、異年齢の子どもとも交流し、高齢者とも触れ合う。市は市立東小学校に2カ所目の開設準備を進めており、市内全小学校に広めたい考え。


市内五つの小学校のうち、子ども教室の開設場所やスタッフの確保などができた松岡小で最初に実施。子ども教室「松岡わんぱく広場」は居場所づくりと体験活動を主な目的に、年度初めに希望者を募り23人が参加している。参加費は保険料など年間3000円。

同広場は第1、3水曜日の月2回で、放課後の午後2時半ごろに開所。授業が早く終わる低学年から集まり始め、全員がそろうまで宿題や予習などして過ごす。すぐに体験活動ができるようにと、休み時間に宿題を済ませてくる児童もいるという。保護者からも「地域の人が見てくれるので安心」「システムもしっかりしていて、何より子どもが楽しんでいる」などの声が聞こえる。

全員が集合すると共通プログラムに入る。運営するのは地域住民らでつくる実行委員会(下山田泰委員長)。実験や工作、昔遊び、自然観察など毎回違うメニューを用意。J1鹿島アントラーズのコーチの協力を得たサッカー教室や常磐大生らが新スポーツを紹介してきた。

15日のわんぱく広場は粘土を使った土器作り。実行委員の手助けを受けながら形を整え、ひもやシノダケで土器に模様を付けた。2年生の坪和寧玖(しずく)さん(8)は「みんなと遊べるのが楽しい」、根岸怜那さん(8)は「知らなかった子と友達になれた」とうれしそう。

本年度のプログラムや運営は実行委員と市教委が協力して行ってきたが、来年度は実行委が主体となる。市教委生涯学習課の鈴木和子さんは「1年間の活動でベースができた。地域の協力を得ながら地域に合った運営を考えていきたい」と話る。 (飯田勉)

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14875163201424

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