日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年7月6日木曜日
◆鹿島、勝負どころ逃さず(毎日新聞)
○鹿島1-0ガ大阪●(吹田スタ・5日)
その時のために力をためていたかのようだった。前半は停滞しながらも一発で仕留めた鹿島。ACLと並行しながらの日程に、なかなか上向かなかったリーグ戦だったが、終わってみれば昨季に続き、首位で折り返した。
序盤から出足が遅くロングボールの落下点にはガ大阪の選手に一歩早く入られる。球際で負け、簡単にボールを失った。「ボールに足がつかず危ないシーンもあった。ふわふわしていた」と昌子が振り返ったように、中2日で迎えた試合の入りは決して良くはなかった。
しかし、勝負どころを逃さない。後半10分、敵陣深くで一度はガ大阪にボールを取られながらも、小笠原がすぐさま奪い返す。攻撃へと重心が傾いていた相手守備の背後を取るように、右サイドからゴール前へと走り込んでいた遠藤がボールを受け、「興味本位でやってみた」と角度のないところからニアへと蹴り込む。一振りで情勢を変えてみせた。
5月末にACLの敗退が決まり、石井監督が解任。大岩監督の就任以降、「勝ち続けよう」という言葉とともに、リーグ戦5戦全勝で首位ターン。ただ、選手の頭に浮かぶのは、第1ステージを制しながらも、第2ステージで失速した昨季。2ステージ制に助けられてなんとか年間優勝を勝ち取っただけに、「昨年の同じことがないように」と昌子は言う。首位という結果に浮かれる様子はない。【丹下友紀子】
鹿島・大岩監督 厳しい条件の中でピッチでみせてくれたパフォーマンスは称賛に値する。結果は1-0だが、それ以上に価値のある試合だった。
ガ大阪・長谷川監督 決めるべきところで決めきれず、競り負けた。後半の入りの失点が多い。しっかり入らせたい。
https://mainichi.jp/articles/20170706/k00/00m/050/149000c
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