浦和レッズは3日、リーグ第32節アウェー鹿島アントラーズ戦(カシマ)を控え、さいたま市内で約1時間半の非公開練習を行った。
今季、鹿島とはゼロックス杯、リーグ戦、天皇杯と3度対戦していずれも敗れている。2ステージ制だった昨季のチャンピオンシップ第2戦を含めると、公式戦では4連敗中だ。リーグ優勝へ最も近づいている鹿島とのアウェー戦を前に、この日はピッチの芝を斜めに刈るカシマ仕様にして練習を行った。約1カ月かけて芝を養生し、芝の長い敵地のピッチ環境にできるだけ近づけた。
練習を終えたMF長沢和輝(25)は「水をまいていないと、少しボールが止まる感覚がある」とイメージを語り、「試合前に同じような環境を作ってやれることは、心理的にもいいことだと思う」と続けた。すでにリーグ優勝は消滅しており、わずかに可能性が残る来季のアジアチャンピオンズリーグの出場権が得られる3位以内を目指す浦和。負けられない残り3試合で迎えた強敵との一戦に力を注ぐ。
浦和長沢「心理的にもいい」準備万全でいざ鹿島戦へ