鹿島アントラーズに所属するMF梅鉢貴秀が、ツエーゲン金沢へ完全移籍で加入することが決まった。21日に両クラブが発表した。
梅鉢は1992年生まれ、関西大第一高校出身の25歳。日本代表DF昌子源、同MF土居聖真、現ヘタフェのMF柴崎岳とともに2011年に鹿島へ加入した。昨季はモンテディオ山形へ期限付き移籍で加入し、今季は鹿島に復帰。明治安田生命J1リーグやJリーグYBCルヴァンカップでの出場機会は得られず、AFCチャンピオンズリーグと天皇杯で各1試合に出場するにとどまった。
完全移籍にあたり、梅鉢は鹿島に対して以下のようにコメントしている。
「この度、金沢に完全移籍することが決まりました。僕は今年、チームの掲げた目標達成のため自分にできることがあると信じ、アントラーズへ戻ってくる決断をしました。今季、リーグ以外のタイトルを失うことが決まった全ての試合を、僕はベンチから見つめ、力不足を強く感じました。それでも、チームメートからの信頼を感じながらプレーできたこと、日本最高の選手たちの背中を見ながらプレーすることで、僕は今年、大きな自信を手に入れることができました。この経験を生かして、自分自身を高め続けていこうと思います。もうアントラーズのために戦うことはできないけれど、ここには最高のファミリーがいます。また笑顔で再会できるよう、戦い続けたいと思います。7年間、ありがとうございました」
そして加入する金沢には以下のようにメッセージを寄せている。
「試合に出て自分を高めたいと思い金沢へ移籍することを決めました。2年以上も試合に絡んでいない僕を評価してくれた監督、クラブに対して、自分の全てを懸けて戦う準備ができています。プレーを通して伝えたいことがあり、プレーをする中で感じたいことがあります。チームの勝利のために、全てを注ぎます」
鹿島MF梅鉢貴秀、金沢への完全移籍が決定「全てを懸けて戦う」