日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年4月25日木曜日

◆“プロ初プレー”で決定的ミスも…立て直した鹿島18歳DF関川「課題も収穫」(ゲキサカ)



関川郁万 Ikuma.Sekigawa


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[4.24 ACLグループE 鹿島0-1慶南 カシマ]

 流通経済大柏高から加入した鹿島アントラーズDF関川郁万は24日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ第4節で先発し、プロデビューを果たした。ファーストプレーでは思わぬミスを犯したが、悪いリズムはそこでストップ。試合には敗れたものの「課題も収穫に変えられる」と前を向いた。

 ここまでセンターバックコンビを担ってきたDF犬飼智也、DF町田浩樹は今節でそろって出場停止。控えにあたるDFチョン・スンヒョン、DFブエノの外国籍選手も負傷離脱中のため、ここまでリーグ戦すら出場のなかった18歳に出番が回ってきた。

 ホームの観客に囲まれたカシマスタジアムでプレーするのは、2月上旬に行われたプレシーズンマッチの水戸戦以来2度目。「Jリーグの舞台は経験していないが、ACLは特別。雰囲気が違うし、レフェリーも違う。独特の雰囲気がある」。そんな思いを抱きつつ、本拠地のピッチに立った。

 ところが前半3分、ファーストプレーで出鼻をくじかれた。相手のロングボールをトラップで収めたものの、FWネゲバのプレッシングを受けてボールロスト。そこから一気に引き離され、最後はなんとかカバーリングに入りはしたが、あわや失点という大ピンチに。「うまく試合に入れなかった」という反省点を今後に残した。

 もっともその一方で「そのあとは引きずらないで、変なプレーはしなかった」と改善に至ったのもたしかだった。「自分自身に言い聞かせた」と切り替えを意識しただけでなく、コンビを組んだDF三竿健斗やボランチMF永木亮太からの「最初だからはっきりプレーしよう」というアドバイスも生かしたようだ。

 試合は0-1で敗戦。そこで関川が語ったのは「収穫」だ。「声を出すことが必要という課題も収穫だし、高さと強さの課題も収穫。課題が全部自分のためになる」。何かを乗り越えるには、立ちはだかる壁の正体を知るのが第一歩。「Jデビューがいつになるか分からないが、いつでも出られるように常に毎日準備していきたい」と新たなハードルを意識しながら、これからの日常を過ごしていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)




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