おそ松さん 2
アビスパ福岡は23日、16日に加入を発表していたFWペドロ・ジュニオール(32)の仮契約を解除したことを発表した。クラブは「手続きの過程で同選手の登録上の問題が発生したため」と説明している。
福岡は16日、P・ジュニオールの獲得を発表。タイのブリーラム・ユナイテッドに所属していたブラジル人ストライカーは「残り試合でチームの力になれるよう、全力を出し切ります。サポーターの皆様もぜひシーズン最後まで一緒に戦ってください」と意気込みを語っていた。
23日、クラブ公式サイトでは鈴木健仁チーム強化部長のコメントを掲載。「この度は、登録上の問題でペドロジュニオール選手との契約を解除することになりました。ペドロ ジュニオール選手の活躍を期待されていた皆さまには、大変残念なお知らせとなり誠に申し訳ございません」と報告。「チームは、現在厳しい状況が続いておりますが、引き続き戦力補強は行って参ります。現状を打開できる体制を整えるよう、最善を尽くしてまいりたいと思っておりますので、引き続き変わらぬご支援、ご声援をお願い致します」と伝えている。
P・ジュニオールも「登録上の関係で、2019シーズン日本でプレーできないこととなりました」と語る。「アビスパ福岡のサポーターの皆様にお会いすることができず残念ですが近い将来お会いできれば嬉しいです。またアビスパ福岡関係者の方々に対しては自分のことを思い出していただき本当に感謝しています。また会いましょう、アビスパ福岡」と無念の思いを打ち明けた。
P・ジュニオールは昨季途中まで鹿島アントラーズに所属していたものの、18年7月に中国の武漢卓爾に期限付き移籍をした。シーズン終了に伴ってその期間が満了となると、今度は19年1月11日にブラジルのフォルタレーザに完全移籍。公式戦1試合に出場すると、さらに2月17日にはブリーラム・Uへの移籍が発表された。
ブリーラム・Uではリーグ戦15試合に出場して6ゴールを記録。そして今回、シーズン3回目となる福岡への移籍で“登録上の問題”が発生した。
日本サッカー協会の「サッカー選手の登録と移籍等に関する規則」の第1章「登録」第2節「登録手続き」の第12条「シーズン」の項目には「選手は、1つのシーズン期間中につき、最大3つのチームに登録することができる。この期間中、選手は、最大2チームのために公式試合に出場する資格を有する」とある。すでに今季、フォルタレーザとブリーラム・Uの2クラブで公式戦に出場していたP・ジュニオールは、このルールに抵触した可能性がある。
◆16日加入発表の福岡P・ジュニオールが衝撃の契約解除…今季3クラブ目となる登録が原因か(ゲキサカ)