日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年8月1日木曜日

◆鹿島、ざわめきの中“御前試合”でらしくないドロー(ニッカン)



伊藤翔 Sho.Ito


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<明治安田生命J1:浦和1-1鹿島>◇第16節◇31日◇埼玉

フリーマーケットアプリ大手「メルカリ」の傘下に入った鹿島は、終了間際に追い付かれて1-1で浦和と引き分けた。同社小泉文明社長が見守る“御前試合”で勝利を収めることはできなかったが、法大から加入したFW上田のJデビューという明るい話題もあった。

   ◇   ◇   ◇

ピッチ外のざわつきを、勝利で鎮めることはできなかった。後半32分、MF土居のクロスからFW伊藤のヘディングで先制したが、同43分、浦和FW興梠に同点弾を許した。FW伊藤は「こういうゲームは今年何回もある。コメントが難しい」と表情を曇らせた。

選手らは30日の昼頃クラブハウスに集められ、鹿島の庄野社長から親会社が変わることを告げられたという。試合前日に思わぬニュースが舞い込んだが、伊藤は「僕らの成績に準じて(メルカリに)変動はあるだろうし、責任の一端を担っているとは思うけど、ピッチに集中して勝つことだけを考えている」と強調。MF土居、三竿らも「どんな状況になってもピッチでプレーするだけ」と話しており、選手たちはあくまで、ピッチ内だけに集中しているつもりだ。

アウェー席を埋め尽くしたサポーターも、冷静に状況を捉えようとしていた。コールリーダーらは「実際にどうなるか分からない状況では何も言えない。変わらなければ(クラブに)何も言う気はない。(メルカリが)現場に口出しするようなことがあれば行動を起こすつもり」と、まずは静観の構え。「サポーターは応援するだけ。そこがブレなきゃいい」と話したとおり、試合後は選手が見えなくなるまでチャントを歌い続けた。

とはいえ、鹿島らしからぬ追いつかれ方をしたのは事実。ピッチの中と外は別物だが、“らしくない試合”が続くと、親会社交代の影響かと言われてしまう。集中できる環境を取り戻すためにも、勝ち続けるしかない。【杉山理紗】




◆鹿島、ざわめきの中“御前試合”でらしくないドロー(ニッカン)





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