元日の天皇杯決勝鹿島アントラーズ戦(東京・国立競技場)でクラブ初タイトルを狙うヴィッセル神戸のFW藤本憲明(30)が24日、日本一へ平常心を強調した。
「J1は残留という目標が達成できたし、天皇杯は元日が目標だった。今は元日にプレーすることだけではなく、いい準備をするだけ」。神戸市内で全体練習に参加後、取材対応した。
今季は大分で21試合8得点と大活躍し、8月に神戸に引き抜かれる形で途中移籍してきた。だが出番は限られ、移籍後J1での初得点は11月30日鹿島戦だった。神戸では7試合1得点とはいえ、調子を上げて12月に突入したことは大きい。
「自分とすれば2019年シーズンは鹿島(戦での初得点)で始まり、鹿島(との天皇杯決勝)でゴールすれば最高。ゴールで終わりたい」と最高のシナリオを描き、最後は冗談ながら「鹿島はタイトル何個持ってるねん、神戸に勝たしてくれへんかな」と笑いを誘っていた。
◆神戸藤本「鹿島で始まり鹿島で」得点し日本一へ思い(ニッカン)