日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年10月31日土曜日

◆【鹿島vs名古屋プレビュー】ACL出場権獲得を目指す2チームが激突…前回対戦は鹿島が敵地で快勝を収める(サッカーキング)






■鹿島アントラーズ らしさを取り戻しつつあるが、ひとつ間違えば元に戻る可能性も





【プラス材料】
 前節のサンフレッチェ広島戦は苦しい展開で、後半にFWエヴェラウドが得点を決めて勝ち点3を得た。相手より試合間隔が短いなど、さまざまな要素が影響としたと思われるが、決していい内容ではない中で勝利をつかめたことはチームにとっても自信になる。

 監督や選手が入れ替わった今季、こういう勝ち方をできるようになったことは長い目で見ても大きなプラス要素だ。鹿島アントラーズの強みである、勝ち癖、勝者のメンタリティはこういう試合をモノにし、継続していくことで積み上げられる。

 2連勝とし、順位も6位ながら2位まで勝ち点3ポイント差の位置につけている。今節の名古屋グランパス戦は5位との直接対決。来季のACL出場権獲得を目指すうえで、絶対に落とせない試合になる。

【マイナス材料】
 試合間隔の差やコンディション面が影響したとしても、やはり広島戦は勝ったからすべて良しとは受け取れない。状態面が整ってこそ、アントニオ・カルロス・ザーゴ監督が掲げる“攻守の素早い切り替えからボールを奪って主導権を握るサッカー”は実現できると改めて感じるものだった。終盤戦でケガ人も出やすくなってきた今、いかに良いコンディションで試合に臨めるかが大事になってくる。

 得点機も少なく、敗れてもおかしくなかった広島戦。相手にボールを握られた内容を精査し、修正しなければ、開幕直後の出遅れから積み上げてきたものをフイにする可能性がある。

 そして、相手が徐々に鹿島の戦術に対応してきていることも勝利への障害となっている。

文:totoONE編集部


■名古屋グランパス 相馬の早期復帰は朗報。自慢のサイド攻撃で鬼門を突破できるか





【プラス材料】
 7日間で3試合という超ハードスケジュールを潜り抜け、束の間のオフで心身をリフレッシュさせたチームは次なる連勝を狙う。

 川崎フロンターレ、横浜F・マリノスとの連戦を糧にし、ベガルタ仙台をうまくいなして勝ち点3を手にしたチームは切り替えもスムーズで、FW相馬勇紀が予定の半分の離脱期間で戦列に復帰したことも大きなプラスに働いている。相馬はケガによる“休養”で自分の役割もうまく整理できたようで、中盤戦の不振が嘘のように伸び伸びとプレーできており、FW前田直輝やFWマテウスらとのサイドアタック3枚看板が復活したのは戦術的にもチームに大きな幅をもたらす。

 アウェイの鹿島アントラーズ戦はいまだ名古屋グランパスにとって鬼門のような場所だが、勝ち点で並ぶ上位陣同士の対戦という意味でも、選手たちの士気は上がる一方だ。

【マイナス材料】
 かなり競った試合になることは間違いのない相手と順位だけに、90分間の中での交代策を含めた戦略性の幅がカギを握ることにもなる。

 相馬は戻ってきたが、負傷者の続出でベンチメンバーに守備的な選手の割合が増えてきているのはひとつ気がかり。新人のMF石田凌太郎も悪くない動きを見せているが、MFジョアン・シミッチら有能なMFたちをうまく使っていくことも鹿島との対戦では重要になってくるだろう。

 FW山﨑凌吾も試合によってパフォーマンスに波があり、彼を生かす策や考え方もピッチ内外で精査しておきたいところ。後半における試合の動かし方、操り方という部分が勝敗を分ける可能性は十分にある。

文:今井雄一朗




◆【鹿島vs名古屋プレビュー】ACL出場権獲得を目指す2チームが激突…前回対戦は鹿島が敵地で快勝を収める(サッカーキング)


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