日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年10月24日土曜日

◆【鹿島vs広島プレビュー】開幕戦のリベンジに燃える鹿島…FW不在の広島は日程面でアドバンテージあり(サッカーキング)






■鹿島アントラーズ 体力面・コンディション面のハンデを跳ね返せるか





【プラス材料】
 水曜日に行われた第33節のヴィッセル神戸戦に3-1で快勝し、リズム良くホームでのサンフレッチェ広島戦に臨むことができる。

 連敗しなかったこと、アウェイでの勝ち点3獲得は今節へ向けてのプラス材料と言えるが、中でも大きいのは19試合ぶりに先発したFW上田綺世が得点を決めたことだ。7月に全治1カ月の負傷で戦線を離脱。コンディションがなかなか上向かなく、先発の機会から遠ざかっていたが、より状態面がきつくなる終盤戦を前に復調の気配を見せた。その神戸戦では、ここまで大車輪の活躍をしていたFWエヴェラウドをベンチスタートで温存できたことも大きい。

 広島には2月の開幕戦で敗れており、リベンジを期す一戦。勝利へのプラス材料をふんだんに持って試合に臨めそうだ。

【マイナス材料】
 どこのチームでも、いつの時期でも、今季は過密日程を乗り越えることがカギになるが、今回は試合日程に大きな差が生まれている。

 21日にアウェイで神戸と戦い、中2日で試合を迎える鹿島アントラーズ。一方の広島は18日の神戸戦から中5日と試合間隔が空いた。中2日と中3日でもコンディション回復に大きな差が出ると言われており、今回はそれ以上だ。鹿島も先発メンバーの入れ替えなどで対応しているが、ベストイレブンをより良い状態で揃える広島のほうに状態面では分があると言わざるを得ない。

 そこでカギになるのは、先制点。時計が進むにつれて状態面の差が出ると見られ、大きなパワーを使う追いかける展開だけは避けたいところ。狙いどおり試合の主導権を握れるか、に尽きる。

文:totoONE編集部


■サンフレッチェ広島 出場停止&負傷離脱で最前線が適役不在の状況に





【プラス材料】
 前節のヴィッセル神戸戦は終盤に失点し、決定機も作られてしまったが、全体的にサンフレッチェ広島のペースで推移。内容としても勝利に値する戦いだった。

 特に大きいのは、10番・MF森島司のプレースキックからDF佐々木翔の今季初得点が生まれたこと。「今季、まだアシストがないんです」と気にしていた森島の美しいキックと佐々木の強烈なヘディングが融合し、神戸GK飯倉大樹の手を弾き飛ばす破壊力を見せつけたゴール。膠着した状況でのセットプレーは有効な攻撃の手段となるだけに、CKから生まれた得点はチームに大きな手応えと自信を植えつけた。

 また、先発に抜擢されたMFエゼキエウは2点目の起点となるボール奪取を見せ、今季初先発のMF野津田岳人も躍動感あるプレーで勝利に貢献。課題となっていた選手層も少しずつ厚みが出てきている。

【マイナス材料】
 前節の神戸戦で見事なゴールを決めたFWレアンドロ・ペレイラが出場停止。チームで唯一、二桁得点を決めているストライカーの不在は、攻撃力に大きな影を落とす。

 第21節の清水エスパルス戦で負傷したFWドウグラス・ヴィエイラとFW永井龍も順調な回復を見せているが、鹿島アントラーズ戦に間に合うかどうかは未知数。FW不在の問題は続いている。高校時代まではFWだったMF浅野雄也や好調のエゼキエウ、ルーキーのFW鮎川峻の存在もあるが、鹿島というハイレベルな相手との戦いにおいては、やはりD・ヴィエイラか永井の復帰を信じたいところ。膝の不調で離脱しているMFハイネルも回復基調ではあるが鹿島戦でプレーできるかどうかは分からない。

 負傷者の数そのものは少ないが、離脱者が特定のポジションに集中してしまったことは大きな痛手である。

文:紫熊倶楽部 中野和也



◆【鹿島vs広島プレビュー】開幕戦のリベンジに燃える鹿島…FW不在の広島は日程面でアドバンテージあり(サッカーキング)





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