【レガネス(スペイン)22日=豊福晋】日本代表MF柴崎岳が所属するスペイン2部レガネスはホームでサラゴサと対戦し、1―0で勝利した。先発した柴崎は後半40分までプレーし、CKからFWアルナイスの決勝点をアシストし、2連勝に貢献した。
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柴崎にとって7本目のCKだった。左CKは2本目。1本目のキックの際に相手の守り方を見て、動きを把握していた。放たれたボールはそれまでとは違う軌道を描き、エリアの外で待つアルナイスの下へと飛んでいった。
「前のキックで相手がどう動いたかを見ていた。(得点を決めた)アルナイスに人がついていっていなかったから、そこに落とした。うまく決めてくれた」
セットプレーはCK、FKともに任されている。スペイン1年目、テネリフェ時代の恩師でもあるマルティ監督の信頼は厚い。
「試合で使ってくれているというのはやはり信頼を感じる。監督には明確なメッセージがあり、何をするかは共有できている」
昨季はデポルティボで2部を戦い、まさかの3部降格を経験した。長く、厳しい2部の戦いは身にしみて分かっている。見つめるのは現在地よりもその先だ。
「今、順位を見てもあまり意味がない。ひとつひとつ勝利を積み上げていくことが大事。自分がどれだけいいプレーをして、結果に結びつけられるか。そこにかかっている」
視線はすでに3日後のオビエド戦に向けられている。
◆柴崎岳がCKから決勝点アシスト「相手がどう動くか見ていた」「(監督から)信頼を感じる」(報知)