子どもたちにクラブへの愛着を持ってもらおうと、サッカーJ1鹿島アントラーズは、ホームタウン5市(鹿嶋、潮来、神栖、行方、鉾田)の全小中学校に、選手のサイン入りサッカーボールを1球ずつ贈る。今季のリーグ開幕戦を前にした26日、神栖市波崎の市立波崎小学校(中薗正秀校長、児童258人)にマスコットの「しかお」らが訪れ、贈呈式を行った。
しかおは、体育館に集まった6年生49人の歓迎を受けて登場。児童代表の菅井美海さん(12)に、選手会長のDF広瀬陸斗選手(25)のサイン入りボールを手渡した。鹿島の試合を観戦したことがないという菅井さんは「興味が湧いたので、お父さんに頼んで見に行きたい」と笑顔で話した。
鹿島は昨季、新型コロナウイルスの影響で、選手による小学校訪問などのホームタウン活動が制限された。ボールの贈呈は、地域や子どもたちとのつながりを保ちたいとの考えから、選手会が提案した。地域連携チームの吉田誠一マネージャーは「小学生が無料で試合を観戦できるキッズパスという仕組みがあるので、活用してスタジアムに来てください」と呼び掛けた。
◆J1鹿島が選手サイン入りボール贈る ホーム5市の全小中学校に(茨城新聞)