明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属するブラジル人MFディエゴ・ピトゥカ(29)は、改めて古巣クラブであるサントスに対する思いを明かした。31日、ブラジルメディア『BOLA VIP』が伝えている。
ピトゥカはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサントスに2017年から在籍。昨季は中盤の主力選手としてリーグ戦で26試合に先発出場したほか、コパ・リベルタドーレスでも11試合でフル出場を果たしており、クラブを準優勝に導く活躍を見せていた。
同選手は鹿島アントラーズからオファーが届いた際、サントス幹部に対して残留を懇願したものの受け入れられず、今年1月に鹿島アントラーズへの完全移籍が正式決定。4月に新天地に合流すると、今季はここまでJ1リーグで16試合に先発出場。8月21日開催の第25節・ヴィッセル神戸から9試合つづけてスタメンに名を連ねるなど、シーズン終盤に入ってレギュラーに定着している。
その中、ピトゥカは先月28日に古巣サントスのサポーターや広報スタッフとのインスタライブを実施。「サントスとサポーターのみんなにとても感謝しているよ。僕のことをいつも応援してくれて、どこに行っても写真を撮ってくれているし、いつも僕のモチベーションを高めてくれる。そんな僕にできることは、インスタライブをするくらいしかないと思っているね。みんな知っているとは思うけど、いつでもサントスの試合を見ているし、スタッフのみんなにもポジティブなメッセージを送っているよ」と古巣への愛情を言葉にしている。
また、サントスがセリエA残留争いを強いられていることについては「残留争いは通過点だと確信している。サントスで仕事をするスタッフや選手たちが献身的であることを僕は知っているからね。きっとこの悪い時期もすぐに過ぎ去って、また笑えるようになるだろうね」と語っている。
なお、サントスは今季ここまで29試合を終えた時点で勝ち点35の獲得にとどまっており、セリエB降格圏の17位スポルチ・レシフェとはわずか5ポイント差となっている。
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