今夏に約1億7500万円でセルクル・ブルージュに完全移籍
セルクル・ブルージュのFW上田綺世は、11月20日に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバーに選出されている。初のW杯挑戦となるなか、ベルギーメディアは「上田綺世は“本物”だ」と注目している。
上田は2022シーズンのJ1リーグで10得点を挙げ、7月に鹿島アントラーズからセルクル・ブルージュに完全移籍。11月5日のリーグ第15節ルーベン戦(2-1)でも今季6得点目となる先制点を決めるなど、調子を上げてきている。
W杯メンバーにも選出され、日本代表の一員として世界に挑む上田にベルギー紙「Het Nieuwsblad」は注目。「すでに6得点を挙げている日本のストライカー・上田綺世は“本物”だ」と見出しを打ち、その活躍を特集している。
記事では「上田はトレーニングで非常にいい姿勢を見せていた一方、試合では厳しい時期が続いたが、6試合目で最初のゴールを手にすることができた」と活躍に至るまでの経緯に言及。その後もコンスタントにゴールを重ねるなかで「多くの自信を得たようだ」と考察している。
さらに「120万ユーロ(約1億7600万円)の移籍金を支払って獲得したが、ビジネス面での金鉱になる可能性がある」とも指摘。現在の活躍が続いていけば、“買値”よりも大幅に高い移籍金で欧州トップリーグに移籍していく可能性があると報じていた。
W杯に向けて選出されたFW陣には厳しい目が向けられているが、ベルギーの地で着実に実績を積み重ねる上田に、現地では期待感が高まっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
◆日本代表FW上田綺世は「本物」 今季6得点の活躍にベルギー紙注目「厳しい時期が続いたが…」(FOOTBALLZONE)