
日刊鹿島アントラーズニュース
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2023年8月8日火曜日
◆【採点寸評|鹿島】1G2Aの樋口が文句なしのMOM。“急造ディフェンスライン”の出来は?[J1第22節 鹿島 3-0 札幌](サッカーダイジェスト)

大黒柱がチーム3点目を叩き込む
[J1第22節]鹿島 3-0 札幌/8月6日/県立カシマサッカースタジアム
Jリーグは8月6日、J1第22節の7試合を各地で開催。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズ対北海道コンサドーレ札幌が行なわれ、鹿島が3-0で完勝を飾った。
開始12秒で鹿島が先制。キックオフから流れるようにパスを繋ぎ、ペナルティエリア手前左から鈴木優磨が相手を背負いながらラストパスを供給する。最後は樋口雄太が冷静にGKとの1対1を制し、幸先よく先手を取った。
ホームチームは勢いに乗ると、15分には植田直通が右CKにヘディングで合わせて追加点。札幌も縦に速い攻撃からチャンスを作るも、フィニッシュの精度を欠いて1点が遠い。
逆に鹿島が67分に左CKから優磨が頭で合わせてネットを揺らし、リードを3点に。このまま試合は終了し、鹿島がリーグ2連勝。札幌は3連敗を喫した。
▼鹿島のチーム採点「7.5」
3週間ぶりの公式戦となった鹿島には、2つの懸念材料があった。それは「試合勘」と「急造のディフェンスライン」だ。だが、いざフタを開けてみると杞憂にすぎなかった。
マンツーマンを基調にする札幌を鋭い出足と展開力で翻弄。鹿島のキックオフからわずか12秒後、ワンタッチでパスをつなぎながら、最後は右サイドハーフの樋口が冷静に仕上げた。さらに、15分にはCBの植田が豪快ヘッドで追加点を奪った。
後半に入ると、立ち位置の修正や選手交代などで持ち直した札幌に何度かチャンスを作られたものの、大黒柱の優磨がチーム3点目を叩き込み、突き放した。
急造のディフェンスラインの踏ん張りも称えられてしかるべきだろう。プロ2年目の溝口修平、今夏に加入したばかりの須貝英大が、出場停止の左SB安西幸輝、怪我を抱える右SB広瀬陸斗に代わって起用された。CBコンビの植田と関川郁万、シーズン開幕からフル出場を続けるGK早川友基を中心に頑強な守備を構築。クリーンシートで終え、快勝に花を添えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK:早川友基|採点6.5/両SBのメンバー変更に伴い、「いつも以上に周りに声をかけ、守備を整えようと心がけた」。盤石のパフォーマンスとともにチームに安心感をもたらした。
DF:植田直通|採点7/右CKのチャンスを活かし、チーム2点目をゲット。執拗なマークをものともせず、得意のヘッドでゴール中央を打ち破った。急造のディフェンスラインを統率したリーダーシップも高く評価。
DF:関川郁万(79分OUT)|採点6/「植田に続け!」とばかりに33分、左CKからヘッドで狙ったが、惜しくもゴールならず。本職の守備では的確なクロス対応が光った。
DF:溝口修平(79分OUT)|採点6/プロ2年目でJ初スタメンのチャンスを得たクラブ生え抜きの左SB。球際で戦い、果敢なオーバーラップを見せるなど、現時点での持てる力は出し切った。
MF:佐野海舟|採点6/相手パスの先には、いつも「海舟がいた」といっても過言ではないだろう。読みの良いインターセプトで、たびたびボールを奪った。
MF:ディエゴ・ピトゥカ|採点6.5/周囲を活かしつつ、自身はあくまでも黒子に徹していた印象。危険を察知すれば、一目散に帰陣するなど、泥臭いプレーもいとわなかった。
FW:樋口雄太|採点7.5/開始12秒での先制ゴールとCKによる2アシスト。すべての得点に絡み、快勝の原動力となった。文句なしのMOMだ。
FW:仲間隼斗(54分OUT)|採点6/ゴールに至る最終局面でのプレーの質にやや物足りなさは感じられたが、いつもと変わらぬ献身的な守備は見逃せない。
FW:垣田裕暉(63分OUT)|採点6/相手の激しいプレッシャーを受けながらも巧みなワンタッチパスで鈴木にリターン。開始12秒の先制点に絡んだ。
FW:鈴木優磨(79分OUT)|採点7/先制弾につながる仕掛けのフリックパスとアシスト、さらにダメ押しゴール。試合を通して技術的なミスが散見されたものの“ここぞ”という局面で貴重な仕事をやってのけた。
MF:藤井智也(54分IN)|採点6/スピード豊かなドリブル突破に挑むだけではなく、自陣深くまで戻って守備に奔走する姿も見られた。
MF:松村優太(63分IN)|採点6/垣田と代わって、ピッチに登場。ゴールやアシストといった分かりやすい結果は出せなかったが、得点への意欲はひしひしと伝わってきた。
DF:昌子源(79分IN)|採点なし/81分、ペナルティエリア内での近距離&フリーのシュートに対し、顔を背けずにブロック。勇気あるプレーでクリーンシートに一役買った。
MF:荒木遼太郎(79分IN)|採点なし/アディショナルタイムを含め、出場は15分ほど。短い時間のなかで爪痕を残そうと懸命に戦った。
MF:舩橋佑(79分IN)|採点なし/左SBの溝口に代わって、ピッチに送り出されたが、自身はボランチの位置に入り、佐野が左SBへ。試合を締めくくるべく、攻守に奮闘した。
監督:岩政大樹|採点6.5/攻撃の手を緩めず、もちろん失点せず。3-0となってもなお最後までアグレッシブな姿勢を貫いた。「トレーニングしてきたことが実を結んだ」と、選手たちの躍動ぶりにニンマリ。
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